日がな一日、仕事……先日、明石での打合せを踏まえ「営業案内パンフ」のキャッチ&ボディコピーを再考。2日がかりで書き上げた。
27日夜の「クローズアップ現代+」は、サブちゃんとキタサンブラック……その強さの秘密はハードな調教に耐えられる丈夫な体にあり。人も馬も体が資本、健康第一ということか。
11月28日(火)
午前中にページ構成、レイアウト上の注意点をまとめ、午後、デザイナーのUEちゃん(&MIYUKIさん)と打合せ。あとはデザインの上がりを待つのみ。
夜は、MIYUKIさんにもらった北海道の「長芋」をすりおろして、とろろ芋に。
11月29日(水)
仕事の手が空いたので、録画していた番組を一気鑑賞。
まず11月16日にBSプレミアムで放映された《英雄たちの選択「本当の幸いを探して 教師・宮沢賢治 希望の教室」》(司会:磯田道史、渡邉佐和子、出演:赤坂憲雄、高橋源一郎、大島丈志)……時代の逆風に晒されながらも「みんなの本当の幸い」を探し求めて前へ進もうとする賢司の姿に、惹かれ続けている人たちの熱く深いトークが展開される60分。
賢司が東京に上京した際、神保町辺りで春画を買い漁って同僚に土産代わりに配ったという話は何処かで聞いたことがあるが、それを教材に農学校の生徒たちに性教育を行っていたという話には「へえー、そうだったんだ」と少しビックリ。
生涯、女性と深く関わらなかった賢司が行う性教育とは、どんなものだっただろう。その教室の隅で彼の授業を聴いてみたいと思った。(賢司同様、私も岩手生まれ。「風の又三郎」の幻燈などを通して、幼い頃から賢司の童話や歌に親しんできたが、この話を聞いてますます彼の人生に興味が湧いてきた。高校時代の恩師も編集委員として名を連ねている「賢司全集」、改めて読み始めようかな…)
続いて、ETV(Eテレ)特集「ロシア革命100年後の真実」(11月25日放映/60分)。
私もその昔、大した知識も思想性も持ち合わせてないのに、民衆蜂起による社会主義革命と、その指導者レーニンに対して、漠とした憧れを持っていた多くの若者の一人だったが、革命後の熾烈な権力闘争(後のKGBによる「反革命分子」の殺害)も含め、ロシア革命は一千万人を超える死者を出した「血に彩られた革命」であり、本来“憧れ”などという甘い感傷とは無縁の世界にあったもの。
また労働者の解放といっても、「労働者と農民が中心になって作る平等で平和な社会主義国家」を目指したレーニンの理想からはほど遠く、その内実は「皇帝のために働け」から「ボリシェビキのために働け」に変わっただけ。労働者及び大衆に平等と平和と自由を期待させていた分、余計に罪深い気さえしてくる。
というわけで、革命への憧れも幻想もすっかり消え失せ、今は「自由のない平等」より「自由のある不平等」の方がまだマシ。と、かなり冷めた目で見ている自分が、テレビで「ロシア革命」の暗部を見せられても、がっかりすることや驚くことはないはず……と思って観ていたが、次々に公開されている当時の極秘資料の中に、抵抗する民衆に向けた毒ガス兵器使用の命令書があったことには、一瞬、背筋が凍りつくほどの衝撃を受けた。もちろん、命令書に記されたサインは革命の指導者「レーニン」その人のもの。番組では、毒ガスで鎮圧されたタンボフの農民蜂起の現場取材の様子も映されていた。(そんな「革命」、絶対にいらない)
録画の最後はBSプレミアム 金曜夜8時の「赤ひげ」。山本周五郎のヒューマニズム溢れる世界をテレビで味わえる嬉しさ。“平成の赤ひげ” 新出去定役の船越英一郎の演技が光る。(三船敏郎の「赤ひげ」とはまた違った魅力。独特の優しさと繊細さを感じる。青年医師・保本登役の中村蒼もイイ感じ)
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