2017/11/30

10日間のメモ②




11月22日(水)
クライアントとの打合せのため、103分東京発の「ひかり」で西明石へ。
西明石駅でY君と待ち合わせ、会社が用意してくれたタクシーに乗り、1時間ほどで「K工場テクニカルセンター」に着いた。
到着後、すぐに社長以下5名の方が居並ぶ会議室へ。軽く挨拶を交わし、頂いた珈琲を飲み、14時半過ぎに会議スタート。


その場の成行きで進行役を務めることになったが、訴求点・問題点を再整理する中で比較的スムーズに方向性が固まり、全員の意志一致がとれて2時間ほどで終了。
その後、Y君と二人、社長も同乗する社用車で宿泊場所の「グリーンヒルホテル明石」へ。

チェックイン後、ロビーで待ち合わせ“酒場放浪記”……雨の中、明石駅から電車に乗り三宮で下車。西口から歩いて3、4分の割烹料理店「味勧屋(みかんや)」の暖簾をくぐった。

「社長に連れて行ってもらった店だけど、すごくコスパがいいよ」というY君が予約してくれた店だが、聞いたとおり先付から〆の鯛メシまで文句なしの美味しさ。酒も進んだ。

二軒目は明石に戻って、何度か利用したことのある駅ナカの串揚げ屋さん。安い!早い!旨い!の三拍子揃った大衆的な店だが、私的には、やや格調も値段も高い「味勧屋」よりこっちの方が居心地良し。


11月23日(木・祝日)
22日の会議が思いのほかスムーズに終わったので、予備的に用意していた10時からの打合せは無し。
お陰で時間的には余裕たっぷり。ブラブラ歩きで晩飯用の食材でも調達してから帰ろうか……と、9時半にホテルをチェックアウトし、明石の台所「魚の棚商店街」に向かい、そこで、鱧一匹(長くてデカくて900円)と、玉ねぎ天、れんこん天、たこ天を買い、11時前に明石を発った。

帰りの車中での“旅の友”は、「俳句はドラマだ。心の声を表したい」と語る友人T君の自叙伝的「俳句論」と句集が掲載されている句会誌『毬』(10月号)。(10月にT君から送られてきたのだが、じっくり目を通していなかった)

俗人と言はれ続けて端居する
木の芽張る国家より重き人ひとり
出口なき家といふ箱鱗雲
思想家の逝く日や花の種を蒔く
夏帽の黒と決めかね旅ひとつ
立春や白湯飲み今日の声を出す
春が来た衣食住俳さらに俳

出会ってから40年、「俳句」がそれほどまでに彼の人生に影響を与え、生きていく日々の活力と心の潤いをもたらしてきたことを、迂闊にもあまり知らずにいたが、年々研ぎすまされていく言葉の数々……その作句からは、「非日常の視点、つまり詩的態度、詩心を養い高め、思想的な態度を失うことなくいきたいものである」というT君の心の声が聞こえてくるようだった。

午後3時過ぎ帰宅。夜は鱧鍋。

11月24日(金)
午前中は気分的なリフレッシュを兼ねて近くのヘアーサロン(床屋さん)へ。
担当のTIBA君(25歳)が相撲好きということで、話題は「日馬富士問題」……でも、この件に関しては「暴力はダメ。まして礼儀・礼節を重んじる人間が、礼節に最も反する暴力を振るって良いわけがない」「貴乃花親方は相当頑固で変わった人(協会の体質を変えたいなら、自分の味方を増やした方がいいのでは?)」「酒席で説教はするべからず」という以外、語ることなし。
(それより、あれほど“国難”を煽っておきながら、国難もモリカケもほったらかして、四六時中この問題を騒ぎ立てるメディアに即引退を迫りたい)

疲れていたせいだろうか、髭剃り中に一瞬寝落ち……家に帰ったら、刷り上った年賀状が届いていた。(今年もMIYUKIさんの写真と私のコピーのコラボ。まずまずの出来)

午後は仕事と読書。夜はテレビ「ドキュメント72時間“もみほぐし店”」を観ながら就寝。


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