2017/11/07

健さん本&おすすめツイッター




日曜(5日)、池袋西武の三省堂で購入した『高倉健 七つの顔を隠し続けた男』(著者・森功/講談社)をほぼ一日がかりで読みおえた。

酒と喧嘩に明け暮れた学生時代、暴力団との関係、江利チエミとの出会いと別れ…などなど。俳優になってからはその名を汚さぬように酒を断ち、生涯、ストイックなまでに「高倉健」を演じ切って人生を終えた小田剛一(本名)。
スターは死んだ後も、その輝かしい伝説と痕跡を世の人の目と胸に残して生き続けてほしいものだが、《名声と富を極めた高倉健は、その骨すら家族の手元に残らなかった》という何とも寂しく唖然とするような結末。

生前の私生活も謎のベールに包まれていたが、最後に「養女・小田貴」というミステリアス(というか不可解)な存在を残して逝ってしまった健さん……天国にもテネシーワルツは流れているのだろうか。


さて、衆院選が終わって早2週間経つが、私の日課は変わらず「立憲民主党」と「立憲民主くん」、そしてドキュメンタリー映画『選挙』などの製作・監督で知られる映像作家「想田和弘」氏のツイッターを覗くことから一日が始まる。(私自身はツイッターをやりませんが…)

特に、ツイッター上で絡んでくる安倍信者や応援団の見当違いな批判に対し、丁寧に解説を付けながら論破し続けている想田氏には「鬱陶しくて面倒な作業だろうに、よくやるなあ。偉いなあ」と感心するばかり。その発言の数々にも触発されることが多い。
先日も、57億ものお土産(国税)を貰った代わりにアベノミクスを持ち上げ、首相との食事と皇居のお散歩とファッションの話題だけを残して早々に帰国したお騒がせセレブ「イバンカ・トランプ」に対して、鋭く“まっとうな”コメントを発していた。

《イバンカの東京での「セクハラをなくしましょう」スピーチがアメリカのツイッター民に失笑されてるとの記事。そりゃあまずはオヤジを何とかしろって思うよ、普通。》

《役職上は大統領補佐官でしかないイバンカ・トランプを首相がわざわざ出迎え税金を浪費し元首並みの厚遇をしたのは、イバンカがトランプの娘だから。トランプも安倍晋三も身内を重用するネポティズム(縁故主義)の政治家だが、それを絵に描いたような構図。「公」が消えて政治の「私」物化極まれり。》

今日は今日で「トランプの忠実な手下」に辛辣な一言。

《それにしても、トランプが日本は大量の武器を追加で買うべきだ、そうすると日本の安全保障に寄与するだけでなくアメリカの雇用拡大にもなると言ったのは、いくらなんでも正直すぎるよね。それでも安倍晋三は武器を買うことを表明するのだから、「忠実な手下」(ワシントンポスト紙)とは悲しいものよ。》

ちなみに、彼が読んでいるという話題の『アベノミクスによろしく』(著者・明石順平/インターナショナル新書)も、ちらちらと読み進めているところ……というわけで、個人的に大注目のツイッターであります。

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