新宿シネマカリテでホドロフスキーの『エンドレス・ポエトリー』(脚本・監督:アレハンドロ・ホドロフスキー/フランス、チリ、日本/2016年)を鑑賞。
意思の赴くままに独自の映像世界を操り、言葉と共に生き抜いてきた御年88歳の巨匠ホドロフスキー。その最新作は、まるで夢を見ているような……詩的で、示唆的で、色と音と愛(エロス)が溢れる幻想的な映画だった。(90歳間近にして、まったく衰えない情熱&イメージの豊かさ!まさに驚愕の一言)
11月20日(月)
この日も映画(忙しくなる前に“観だめ”)。新宿シネマートでコリアン・サスペンスアクション『密偵』(監督:キム・ジウン/韓国/2016年)を観てきた。
日韓併合直後の1920年代の朝鮮半島と上海租界を舞台に、日本からの独立を目指す武装組織「義烈団」と総統府刑務局(日本警察)の熾烈な戦いを描いた“諜報サスペンス”の力作。
140分の長尺ながら、ジリジリするような緊迫感が全編に漲り、中弛み一切無し。良質の韓国サスペンス映画らしい熱量の高さに圧倒されながら、満ち足りた気分のままに向かえたエンドロール……というわけで“面白さ的”には、今年のベスト1。
主役の総統府刑務局警務イ・ジョンチュル役に名優ソン・ガンホ、「義烈団」の団長役にイ・ビョンホン、そして「義烈団」のテロ実行部隊リーダー役にコン・ユなど、韓国のトップスターを揃えたキャスティングも実に魅力的(特にソン・ガンホ!)、クライマックスに流れるラヴェルの「ボレロ」もゾクッとするほどピッタリで効果満点だった。
で、映画からの飲み会……場所は池袋の「魚金」(17時~)、面子は仕事上の盟友でもある経営コンサルタントのY君、今年の春に大学を退官したO君、そして私。酒席での話題は12月に総勢6名で行く「ベトナム旅行ツアー」を中心に「ネトウヨ」「安倍とトランプ」「立憲民主と小池・希望の党」「憲法と安全保障」「小林よしのり」「山尾しおり」「森ゆうこ」「義家弘介(あの、クズ野郎!)」「菅田将暉」「陸王」「高倉健」「高橋克実」「宇多田ヒカル」「日馬富士」等々(ほとんど脈絡なし)。
二次会はどこの飲み屋も一杯だったので池袋警察近くの中華料理「蘭蘭」で鉄鍋餃子、鶏肉とカシューナッツの炒め物などを肴に、3人で紹興酒ボトル1本を空けお開き。
帰り際、法学者のO君から彼が著した『憲法改正限界論のイデオロギー性』という小難しいタイトルの本を頂いた。帯に書かれた一文は「憲法学よ、心配はいらない。憲法が法であることの証明など、誰にもできないのだから。」……???(パッと見、実に読みにくそうな本だが、親しい友人の渾身の一冊。時間をかけて読み切るつもり)
帰り際、法学者のO君から彼が著した『憲法改正限界論のイデオロギー性』という小難しいタイトルの本を頂いた。帯に書かれた一文は「憲法学よ、心配はいらない。憲法が法であることの証明など、誰にもできないのだから。」……???(パッと見、実に読みにくそうな本だが、親しい友人の渾身の一冊。時間をかけて読み切るつもり)
11月21日(火)
日中は仕事。明石のクライアントに依頼されている「営業案内(パンフ制作)」に関して、先方からメールで送られてきた“アピールポイントの整理”に目を通しながら、訴求点・問題点をノートに書き出し、展開案をイメージしながら出張の準備を整えた。
夜は、テレビを見た後(ニュースステーションなど)、O君の著書を読みながら就寝。(やけに長~い“序章”を読んでいるうちに、勝手にまぶたが閉じてしまった)
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