2017/12/29

勝手にコトノハ映画賞(2017)




《外国映画部門》
●最優秀作品賞
『希望のかなた』(製作国:フィンランド/監督:アキ・カウリスマキ)
※港町三部作の二作目に位置づけられていたが、難民三部作に名称変更。三作目も必見!


●優秀作品賞
『人生タクシー』(製作国:イラン/監督:ジャファル・パナヒ)
※イランにパナヒあり!
『密偵』(製作国:韓国/監督:キム・ジウン)
※韓国映画ここにあり!の面白さ。
『エンドレス・ポエトリー』(製作国:フランス、チリ、日本/監督:アレハンドロ・ホドロフスキー)
※色が踊る。言葉が突き刺さる。88歳の巨匠による珠玉の人生謳歌!
『ハクソー・リッジ』(製作国:アメリカ/監督:メル・ギブソン)
※こんな戦争映画、観たことない!

●監督賞
アキ・カウリスマキ(『希望のかなた』)
※アキ・カウリスマキがこの世界にいるという希望。
アレハンドロ・ホドロフスキー(『エンドレス・ポエトリー』)
※ホドロフスキーがこの世界にいるという奇跡。

●脚本賞
ジャファル・パナヒ(『人生タクシー』)
※コミカルとシリアス。手作りのレジスタンス作品。

●主演男優賞
ソン・ガンホ(『密偵』)
※圧倒的な存在感と演技力。韓国を代表する役者さん。

●主演女優賞
ハン・イェリ(『春の夢』)
※飛び切りの美人ではないが踊る姿がとても美しい韓国の女優さん。

●助演男優賞
サカリ・クオスマネン(『希望のかなた』)
※寡黙な演技、でも確かな存在感。カウリスマキ映画ではお馴染みの役者さん。

●助演女優賞
ドロレス・フォンシ(『しあわせな人生の選択』)
※とても印象的で魅力的なアルゼンチンの女優さん。

●特別賞
『スモーク(デジタルリマスター版)』(製作国:アメリカ、日本/監督:ウェイン・ワン/製作年1995年)※舞台はニューヨーク・ブルックリン。珠玉のクリスマス・ストーリー。
『動くな、死ね、甦れ!(HDリマスター版)』(製作国:ソ連/監督:ヴィターリー・カネフスキー/製作年1989年)※「衝撃度」では、今年一番。とにかく凄い映画!としか言えない。


 《邦画部門》
●最優秀作品賞 
『湯を沸かすほどの熱い愛』(監督:中野量太)
※これほどの熱量を持った日本映画と久々に出会った感じ。心の中の湯も沸いた。

●優秀作品賞
『探偵はBARにいる3』(監督:吉田照幸)
※シリーズ3作目にして、一番の面白さ。ススキノの街が実にイイ感じ。

●監督賞
中野量太(『湯を沸かすほどの熱い愛』)
※商業映画監督デビュー作とは思えない確かな演出力。血縁に捉われない新しい家族像を描
 いたオリジナルの脚本も素晴らしい。

●主演男優賞
大泉洋(『探偵はBARにいる3』)
※ドジで笑えてカッコ良し……やるときゃやる男・大泉洋に大拍手!

●主演女優賞
宮沢りえ(『湯を沸かすほどの熱い愛』)
※その圧倒的な「母性」の力に“心鷲づかみ”。素晴らしい女優さんになりました。

●助演男優賞
松田龍平(『探偵はBARにいる3』)
※探偵(大泉洋)が輝くのは、相棒・内田(松田龍平)の存在があってこそ。
オダギリジョー(『湯を沸かすほどの熱い愛』)
※本来カッコいい男がダメな男を演じると、ダメさも際立つが何故か憎めずいじらしくもなる。とい
 う見本。

●助演女優賞
安藤玉恵(『探偵はBARにいる3』)
※探偵と「峰子」の掛け合いもこの映画の欠かせない魅力。最早この人なしでシリーズ続行は無
 理!と思えるほどの存在に。
杉咲花(『湯を沸かすほどの熱い愛』)
※「宮沢りえ」を食っちゃうほどの演技力。お見事!

●長編ドキュメンタリー映画賞
『禅と骨』(監督:中村高寛)

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