昨夜、NHK BSプレミアムで「宮沢賢治の音楽会~3.11との協奏曲~」という番組を見た。
女優・比嘉愛未が案内役で、宮沢賢治が残した曲の数々を、大貫妙子、坂本龍一、手島葵、一青窈、藤原真里、細野晴臣、富田勲、松山ケンイチらが歌や演奏、朗読で披露するのだが、改めて賢治の世界観に触れながら、そのリズミカルな言葉の魅力を堪能した2時間だった。
なかでも、印象的だったのが藤原真里さんのチェロ演奏。(一青窈の歌も良かったが……)
あかいめだまの さそり ひろげた鷲の つばさ
あをいめだまの 小いぬ ひかりのへびの とぐろ
オリオンは高く うたひ つゆとしもとを おとす
オリオンは高く うたひ つゆとしもとを おとす
アンドロメダのくもは さかなのくちのかたち
大ぐまのあしをきたに 五つのばしたところ
小熊のひたいのうへは そらのめぐりのめあて
小熊のひたいのうへは そらのめぐりのめあて
美しいチェロの響きに誘われる「星めぐりの歌」は、3.11への鎮魂の祈りのようにも思えた。
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