2016/07/01

一票は、三宅洋平に!


「ファシズムは必ずデモクラシーから生まれる」という言葉を残したのは哲学者・鶴見俊輔。

その至言を受けつつ、昭和史研究の第一人者であるノンフィクション作家の保阪正康氏は自らの著書の中で「歪んだ民主主義体制のあとにファシズムがくることのおそれ、日本が戦間期の思想をもつのではとの不安が、国内外に生まれていることを知るべきである」「私たちは思考の幅を広げなければ、安倍内閣の手によって、昭和から平成への教訓や伝承が、いとも簡単に解体されてしまうに違いない」と日本の現状を危惧し、私たち国民に強く警戒を呼び掛けている。
(また、氏によると「安倍首相の議会答弁やその体質は、東条(英機)とよく似ている」らしく、東条もよく使った言葉「私が最高責任者ですから」は、「俺に逆らうな」という恫喝に等しいとのこと。加えて、安倍の国会答弁には「形容句の多用」「立論不足」「耳学問」の三つの特徴があり、これも戦前の軍人が国会で答弁している姿によく似ているそうだ。)

さて先週、この本『田中角栄と安倍晋三 昭和史でわかる「劣化ニッポン」の正体』(朝日新聞出版)と、ビートルズマニアとして英国で少女時代を過ごした強面エコノミスト・浜矩子氏の『アホノミクス完全崩壊に備えよ』(角川書店)を同時並行で読みつつ、英国のEU離脱や大統領就任の可能性が現実味を帯びてきた米国・共和党のトランプ氏、そして間近に迫った参院選の事などを考えていたところ、タイミング良く(少し気も重くなっていた)、友人のUEちゃんからメールあり。

ネットで話題になってる三宅洋平の演説見た??すげ〜〜〜パッション!

という彼女のただならぬ興奮具合につられて即、添付されていた動画のアドレスをクリック。途端に目は釘づけ、慌ててスピーカーのボリュームを上げ48分間、聴き入ってしまった。
その魂の底から絞り出すような情熱あふれる演説は凄い・上手い!というレベルを超えて、感動的ですらある(年甲斐もなく、ちょっと胸が熱くなってしまった)。そして何より素晴らしいのは、民主主義の根幹である多様な意見を尊重しようという姿勢が強く感じられること。(ミュージシャンで政治家、37歳という若さも魅力的!)










「改憲の分岐点」になるかもしれない今回の参院選、「誰に入れようか?」と思案していたが、ようやく「こういう人間に、国会で闘ってほしい!」と心から思える“自分たちの政治家”が出てきた感じ。「参院選東京選挙区」は何の迷いもなく選挙権を行使できそうだ。(比例は思案中)

で、三宅洋平の演説をネットで見た翌日(28日)、奇遇にも三重の山村で暮らす友人ITSUKOさんから「突然ですが、今日インターネットで遊んでいたら参院選候補の三宅洋平の街頭演説を見つけて久しぶりに熱くなっちゃった」「拡散してね」……というメールが携帯に届いた。(我が友人たち、特に女性陣の情熱もかなりのもの)

1日の平均アクセス数が20前後のちゃちなブログに、「拡散」する力などあるはずもないが、とりあえず、心熱き友人のご希望に応えて呼びかけたい。

何かの縁で当ブログに立ち寄られた都民の方へ。

何はともあれ、まず彼の演説を聴いてください。そして、その一票を、ぜひ、三宅洋平に!



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