と勝手に思っている「上を向いて歩こう」は、60年安保闘争の際、国会を取り巻くデモに参加した永六輔さんが、敗北して帰途に就いた時の心情を書いた歌だそうだ。
政治を変える、平和を維持する、という多くの人々の思い空しく樺美智子さんの死を象徴として挫折していった大衆運動……渦中にいた人にとって、その挫折感と悲しみは計り知れないほど深いものだったに違いない。
だが、打ちひしがれていてはいけない。泣いてはいけない。平和への思いを固く握りしめて生きて行かなくてはいけない……永さんのそんな強い思いが「上を向いて歩こう」には込められているのだと思う。
そういえば、永さんはこんなことも言っていた。
そもそも憲法というものは、夢でいいんです。みんなで夢に近づける、それでいいんです。夢を改正することはありません。
(私は、その「夢」を世界共通の夢にするため、もっと9条を強化すべき!と思っている)
心からの敬意を込めて。合掌 永六輔さん
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