2016/07/11

参院選が終わって思うこと。



「日本はもっと良くなくなるかもしれない。もし、そん時に、俺みたいなガキんちょが国会前で叫んでいたら、力を貸して欲しい。もし、倒れてて今日寝るとこがなくて、喰うものがなくて困っている友だちがいたら助けてほしい。勇気がなくて、言うこと言えないヤツがいたら、そいつの話を聞いてほしい。
俺たちには差し伸べる手があるし、聞く耳があるし、見る眼がある。それだけを信じましょう」

参院選終盤の78日、三宅洋平の「選挙フェス」(池袋西口)に駆け付けたSEALDs代表・奥田愛基くんは、大勢の聴衆に向かって、こう呼びかけた。(歳のせいだろうか、心優しく真摯な若者の叫びは強く素直に胸に響く)

そんな彼ら(と私)の思い空しく、自民圧勝により《STOP!改憲2/3議席》は果たせなかったが、「地獄に落ちるぞ」と創価学会幹部から恫喝を受けながら、勇気をふりしぼって「選挙フェス」の壇上に立ち「権力を批判しない宗教は、宗教じゃない」と公明党を批判した創価大学の学生をはじめ、「三宅洋平」を通じて、多くの若者たちのシンプルかつ正当な思いとストレートな声に接することができたのは大きな収穫。今も安倍政権の危うさにまったく変わりはないが、次代への確かな希望も感じることができた数週間だった。

で、思うのだが、せいぜい生きて20年……日常的に考えたり、親しい仲間と話し合ったりすることは、頭と体が元気な限り当たり前のように続けるとして、もう、私たちロートルが、重要な政治的局面でいきがって最前列で戦う必要もなければ、それを求められることもない。
何らかのきっかけで行動に駆り立てられたその時は、政治家「三宅洋平」やSEALDsの奥田くんのような若者たちの後ろで応援し、彼らが孤立しないように、できる限りの手助けをすることに専念すればいいのではないだろうか。

もちろん、その掲げる政策や考え方に100YESと言うことはできないが(例えば「脱原発」「反原発」にしても「当たり前」などと言わずに、様々な科学者・技術者の考えや意見を掘り起こしつつ話し合った上で、もっと論理的に組み上げた方がいいと思うし、「アメリカの軍需産業が世界を操り、戦争を起こしている」といった「広瀬隆」の受け売りのような陰謀論的で実証性に欠ける話もどうかと思う)、
今後、「三宅洋平」という、溢れる情熱と言葉の力で大衆の心をつかむことのできる稀有な政治家のもとには様々な知識人(「内田樹」とか?)や優秀なブレーンが集まるだろうし(というか集まってくれないと!)、「心の高度成長期」と彼自身が言っているように、政策も論理も政治家としての資質も急速かつ飛躍的に磨かれていくはず。それを待たずに(待てずに)、私たちが“あら”を穿り出して非難したり、彼の個性的な活動スタイルを揶揄したり、無視したり、その前進の足を引っ張るようなことがあってはいけないと思う。

というわけで、干からびた政治の土壌に、ようやく生まれた新しい芽が、近い将来、花開くことを信じて、今日も覗いた「三宅洋平オフィシャルブログ」……結びの一節には、こう記されていた。

これからも三宅の成長に、みなさまの成長に、思いを馳せて、希望を託して
いつの日かたどり着く平和な世界に向かって、一歩一歩、前に進んでいきましょう。

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