2011/12/09

昨日は、ジョン・レノンの命日


でしたが、とてもハッピーな一日。なぜなら『Dream Powerジョン・レノン スーパー・ライヴ2011』(日本武道館)で、たっぷりジョン&ビートルズの曲を聴くことができたから。

このチャリティ・コンサート、「世界の子どもたちに学校を贈ろう!」というオノ・ヨーコの呼びかけで始まり今年で11回目だそうだが、オープニングではジョンも最新のバーチャル映像で初出演。吉井和哉、奥田民生、斉藤和義の演奏&コーラスで「ギミ・サム・トゥルース」を熱唱し、大喝采を浴びていた。

で、昨夜の目玉は、やはりスペシャル・ゲスト「桑田佳祐」。開演から1時間後の20時過ぎに登場したのだが、そのエンターテナーぶりも相俟って会場は一気にヒートアップ……客席総立ちの中、「シー・ラヴズ・ユー」「恋する二人」など、ビートルズの初期のナンバーを7曲ほど披露。大病を乗り越えた桑田くんの元気な姿&音楽センスにつられ、私も久しぶりに弾けてしまった。

斉藤和義が反原発の意思を自分の訳詞に込めてシャウトした「ロックン・ロール・ミュージック」、トリで登場した吉井和哉が日本語で歌った3曲「ヤー・ブルース」(吉井の訳詞)、「ジェラス・ガイ」(斉藤和義の訳詞)、「マザー」(忌野清志郎の訳詞)も良かった!(奥田民生は、歌った曲に馴染みがなくて……)

さて、このライヴの提唱者・オノ・ヨーコだが、トリの一つ前に満を持して登場。前日に福島を訪ねたことを明かし、楽曲「ライジング」を日本語詞で披露した。《暗闇と混沌から這い上がる人間の精神を表現したパフォーマンス》だそうだが、はっきり言って私にとっては耳障りな只の絶叫。時々奇声を発しながら「立ち上がれ、立ち上がれ」と叫び喚く姿が、“恐山のイタコ”のようにしか思えず、心地よいライヴ酔いが少々醒めてしまった。(人間オノ・ヨーコは、決して嫌いじゃないのになあ……)

でも、出演者全員(桑田佳祐を除く)で「ハッピー・クリスマス」「パワー・トゥ・ザ・ピープル」「イマジン」を熱唱したフィナーレも、一体感があって気持ち良かったし、バンド名も知らなかった若きアーティストの魂を感じることができたし、総体的にかなり満足できたライヴ。今年の良い締め括りになりました。

※その他の出演アーティストは、「ラブサイケデリコ」(ボーカル、うまい!)、「ROY(THE BAWDIES)(ソウルフルでグッド!)、「サニーデイ・サービス」(艶のある声質がいい!)、「BONNIE PINK」(ジョンの曲は歌わずともよし!)など。



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