2015/05/04

森伊蔵を呑む会(&谷口ジロー)



昨日は午後3時から、鶴ヶ島の友人宅で「森伊蔵と獺祭を呑む会」。

少し早目に家を出て、西武のリブロに立ち寄り、連休中に読む本を物色……
カッスラーの新作『パンデミックを阻止せよ』も気になったが、急に小説から漫画に気が移り、4階のコミックフロアで谷口ジローの『千年の翼、百年の夢』、しりあがり寿の『あの日からの憂鬱』を購入。鶴ヶ島に着くまでの電車の中で『千年の翼、百年の夢』を読み終えてしまった。

「ルーヴルの守り人」たちに導かれた日本人作家が、ルーヴルの迷宮を彷徨いながら、夢と現実の間で体験する不思議な出来事の数々……谷口ジローらしい詩情豊かな表現力と圧倒的な描写力は衰えることなく今も健在。

ゆめに、うつつに、まぼろしに……

見ゆるは、何ぞ、いつもいつも

心に纏ひて離れざるは、

いかなる愛(なさけ)、いかなる夢ぞ、

こういう絵の中に、中原中也を持ってくるところが、谷口ジローなんだよなあ……と、その変わらぬセンスにゾクッ。頗る気持ちのいい時間だった。

で、「森伊蔵を呑む会」に話を戻すと……

Y君(&奥さま)が用意してくれた料理は、激ウマの東坡肉風豚肉の煮込み、筑前煮など。お招きにあずかった私は、西武の地下で春巻と焼売、東武の魚力で刺身、小女子とくるみの佃煮を買って、持ち込んだ。(同じく友人のO君は、カミさんに教わった手作り料理を持参)

会のスタートは3時半過ぎ。ビールを2、3杯飲んだところで、「森伊蔵」に切り替えた。

さすが幻の焼酎と謳われるだけのことはある。その味たるや「なにコレ?!」と呆れて笑っちゃうくらいのまろやかさ!これまで呑んだどの焼酎、否、どの酒よりも美味い、美味すぎる!(同時に振舞われた「獺祭(だっさい)」も簡単に手に入らないほどの銘酒だが、私の中では、断然「森伊蔵」)

お陰で、会も盛り上がり、夜9時近くまで、サッカー、映画、旅行などの話題で楽しい時を過ごした。(6月中旬に3人で、味スタで行われるJリーグ「FC東京」の試合を観に行くことを決め、散会)


※天皇賞、キズナ惨敗。「メイウェザーVSパッキャオ」も残念な結果。

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