明日から消費税が上がる。慌てて買いたい物もなかったし、まとめ買いも性に合わないので駆け込み需要とは無関係だが、はて「映画料金」はどうなるのだろう?
と少し気になりネットで確認したところ、大手映画会社、大手シネコンをはじめ多くの映画館で各種割引料金が100円増しになるとのこと。税率3%アップに対して10%アップとは解せないが、もともとサービス料金なので文句をつける道理はない。1100円で想像力を刺激し、非日常を味わえるなら安いものだとナットク。
で、その流れで観たい映画の上映館を調べていたら、「吉祥寺バウスシアター」が5月末で閉館、30年の歴史に幕を下ろすという“お知らせ”を見つけてびっくり(2月中旬に告知されていたようだが気付かなかった)。
確かに、いつ行っても空席が目立つし、建物の老朽化も進んでいる(そのレトロな感じも魅力だが)。正直、これでは経営的にも展望的にも厳しいだろうなあと思ってはいたが、まさかの閉館……比較的近場にある数少ないアート系の映画館でもあり、吉祥寺のシンボルのひとつだったので、とても残念だ。
「これで、吉祥寺に行く楽しみもあまりなくなるなあ…」と、「バウスシアター」→「伊勢屋」(で一杯)→「ハモニカ横丁」の私的ほろ酔い黄金コースの消滅を含めて寂しく思う。
「これで、吉祥寺に行く楽しみもあまりなくなるなあ…」と、「バウスシアター」→「伊勢屋」(で一杯)→「ハモニカ横丁」の私的ほろ酔い黄金コースの消滅を含めて寂しく思う。
なおバウスシアターでは、4月26日から「THE LAST BAUS さよならバウスシアター、最後の宴」と題した特別興行を開催するそうだが、私はそのラスト・ランを楽しむ前に、できるだけ早期の「カムバック」を願いつつ、明日にでも上映中の『ネブラスカ』を観に行くつもり。(映画の帰り、井の頭公園で満開の桜を目に収めた後は、もちろん「伊勢屋」で花見酒…の予定)
※32年続いた国民的お化け番組「笑っていいとも」が今日で終了。特に思い出はないが、生活の疲れも臭いも感じさせず、常にひょうひょうと笑みを浮かべながら番組を続けた「タモリ」の稀有なセンスと精神力・体力の凄さに改めて感心させられる。
「人生とは後悔するために過ごすもの」「自分がいかにくだらない人間であるかを思い知ることで、スーッと楽になれる」……そんな言葉にも敬意を込めて。
0 件のコメント:
コメントを投稿