2012/05/27

「最も幸運な馬」は、誰だ?



 今日、府中にある東京競馬場で競馬の祭典・日本ダービー(東京優駿)が行われる。

普段あまり競馬をやらなくても「ダービーだけは!」と、懐が痛まない程度の馬券を買ってテレビ観戦を楽しむという人も多いに違いない。

斯く言う私もその一人。特に今年は、数少ない趣味の一つである仲間内のPOG(ペーパー・オーナー・ゲーム)で所有している2頭の出走が叶い、楽しみも人一倍、朝から少しワクワクしている。まあ、所有馬の能力や育成に対して何ら責任を負わないただの“仮想馬主”だが、去年6月の「ドラフト会議(参加者がそれぞれの所有希望馬10頭を選択する会議)」から一年間、その成長を期待しつつデビュー戦から見守ってきたので心情的には“愛馬”同然。とにかく善戦を祈るのみ……と、観戦料&願掛けのつもりで馬券も少々買ってみた。

その2頭の名は、「スピルバーグ」&「クラレント」。前者は誰もが知っている映画監督の名前、後者は伝説上の王「アーサー」の重宝()が馬名の由来。両馬とも戦績的に前評判はあまり高くないようだが(当然、馬券的にも人気薄)、人生と同じで何が起るか分からないのが競馬、ましてや「最も幸運な馬が勝つ」と謳われるダービー……ゴールドシップ(金の船)、ワールドエース(世界のエース)といった人気馬に大金を賭けて応援している人には申し訳ないが、ぜひ大方の予想を裏切るような走りを見せて世間を驚かせてほしいものだ。(あわよくば私のサイフも潤ってほしい)

発走は、午後340分。選び抜かれた18頭の優駿の背に儚くも熱い夢を乗せ、今年も緑のターフから悲喜こもごものドラマが生まれる。


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