2012/05/17

ロックなドラマは不人気ですが……



歴史的低視聴率ドラマ『家族のうた』が、当初の予定(11回連続)を繰り上げ第8回で終了になるらしい(事実上の打ち切り決定)。“面白い!”とオススメした当方としては勘弁してもらいたいなあという気持ちだが、ここまで数字が低い(5回分の平均視聴率約4%)とスポンサー(花王)も容認できないだろうし、残念だが無理からぬ話。

で、その“低視聴率”の理由を考えてみた。

①タイトルが平凡……ドラマ内容に対する警戒心を抱かせないための“平凡さ”かもしれないが、局の弱腰を感じる気合抜けしたタイトル。これでは視聴者に響かない。何気に観た人もロック&コミカルな内容とのギャップに戸惑っただけでは?
②オダギリジョー……煙草スパスパ、瓶ビール“ラッパ飲み”、不思議なヘアスタイル&ド派手な革ジャンという濃すぎるキャラ(というか反社会的なキャラ)が、日曜の夜を寛ぐ“家族層”には違和感を覚えるのではないか(私は好きな俳優ですが)。役者の選択ミスというより曜日の選択を間違えた気がする。(第二の「マルモのおきて」を狙ったのだろうが)
③「ロック」が不可解……番組の中で早川正義(オダギリジョー)に、「キース・リチャーズ」をはじめ、有名なロック・ミュージシャンたちの名言を語らせても、その人物を知らなければ感情移入しにくいし言葉も活きない。ほとんどの視聴者が“ロックな名言”をストーリーと関連できず、逆に“独りよがり”と少しウザく思ったのではないだろうか。(「おまえちっちゃいなあ」から始まるお馴染み“ミジンコ説教タイム”も効果半減)
④ネット社会……“歴史的低視聴率”というネガティブな話題だけがネット上を駆け巡り、一気に視聴意欲を損なわせた。大勢の人が支持しない(あるいは大多数に無視される)ものに、わざわざ時間を割く気にならないのが、今の視聴者心理というもの。特に初回の6.1%が痛かった。

以上、色々と思うところはあるが、本音を言えば「視聴率なんてクソ喰らえ!」。タイトルは別にして、「オダギリジョー」も「ロック的なアイテム」も「突然の家族たち(可愛い子供と爺さん)」も「ミジンコ説教タイム」も、私には違和感なく溶け合うベストなマッチングに思えるし、世間常識から逸脱した“アンチヒーロー”に触発される開放感&発せられるメッセージの小気味よさを十分に味わえるホットなドラマだと思うので、残り3回、意地でも楽しく見とどけるつもり。

※「リーガル・ハイ」も視聴率は落ちているようだけど、かなり面白い!


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