W杯3次予選初戦、ロスタイム残り1分、吉田麻也の値千金のヘッド弾で勝利した我らが“ザックJAPAN”……いやあ、本当にハラハラさせられました。でも、攻めて攻めて必死に奪った勝ち点3、苦しみぬいて掴んだ勝利は成長のための最良の糧。絶好のスタートではないでしょうか。
しかし、サッカーは何が起こるか分からない(だから面白い!)。実力差は歴然、しかもホームゲームなのに、ゴールが遠い……改めてW杯予選の難しさ、アジアの戦いの厳しさを感じましたね。フィジカルと精神力が持ち味の北朝鮮の守りも堅かった(後半はバテバテに見えたけど)。特にGK……脚をケガしていたようだけど、何なんだろう、あの神がかり的なセーブは!?
さて、自分勝手な評価ですが、昨夜のマン・オブ・ザ・マッチは断トツで長谷部誠。文字通り「堅守速攻」、苦しい時間帯も前線を鼓舞するようにゴールへ向かって攻め続けた姿勢が素晴らしかった! さすが日本代表キャプテン、“心を整えて”試合に臨んだことがよく分かりました。
全体的には、不動の司令塔・本田圭祐を膝の故障で欠いた影響大で、両サイドの香川、岡崎の脅威も半減、イマイチ攻撃に迫力が感じられなかった。本田の代わりにトップ下に入った柏木は、緊張からか動きが鈍くプレーに自信がなさそうで、自ら放った3本のシュートも情けなかった。この日本代表で“チームを円滑に動かす楔”の役割を担うには明らかに力不足。事実、柏木が退き香川がトップ下に入ってから攻撃が活性化したように思う。交代で入った21歳・清武も良かった。やはり若い世代が躍動する姿は見ていて気持ちがいい。柏木もまだ23歳、経験を積んで大きく成長してほしいね。
ザック采配は、いつもながら感服の至り。後半から入った清武、ハーフナー・マイクが期待通りに持ち味を発揮し、分厚い北朝鮮DFの打開策として十分に機能したと思う。特に、セットプレーからの劇的ゴールを生む大きな要因となった194cmの長身FWハーフナーの投入は、今後の攻撃パターンに新しい引き出しを増やしたという点でも大収穫。もう、言うことありません。
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