2017/10/25

同期会と衆院選。




投票日当日(22日)、大雨の中、中学の同期会があり西荻窪の「こけし屋」へ。(投票は期日前に済ませていた)

50年近く会っていないので誰が誰やらまったく分からなかったが、その中で幾人か見覚えのある懐かしい顔を見つけ(何故かすべて女性)、昔話より今の話を中心に、楽しく旧交を温めあった。(今も定期的に演奏会を開いている同級のピアニスト・Kさん、「民俗文化研究所」で働きながら津軽三味線の名取として演奏会を開いているJさん、大らかで若々しくノリのいいTさん……席を共にした人たちは、みんなイイ感じに歳を重ねていた)

で、会としてはバラバラ感が強く、大テーブルに置かれた豪華な料理もほとんど手つかずのまま。特に盛り上がることもなく16時頃にお開き。(豪華バイキング形式は、クラス会・同窓会には向かないのかも)

選挙も気になるので、そそくさと帰ろうとしたら、恩師のH先生(卒業時「実践の中で、しっかり見つめ、見通し、歩め。学べ。労働者階級の一員として早く仲間に入ってこい」という檄のような惜別の言葉を寄せ書きに残してくれた国語の先生)に「おい、飲みに行かないか?」と声をかけられ、「あっ、行きましょう!」と即答。中・高を通しての友人S君と、ノリのいいTさんを誘い、4人で会場近くの居酒屋で一杯。

話題は、衆院選(先生をはじめ、4人全員「安倍がイヤ」)、映画、文学、社会状況、中学時代の思い出、先生の現在の活動(80歳を超えても驚くほどお元気)などなど。話の途中、先生が在学中最も印象に残った二人のうちの一人として私の名前を挙げ「この二人は何を仕出かすんだろうとずっと気になっていた」と過大に持ち上げてくれ、有難いやら恥ずかしいやら……恐縮しつつ「大したことができずにすみません」と、期待に沿えられなかったことを詫びたが、「十分、面白いことになってるじゃないか」と逆に励ましを受けさらに恐縮。Tさんには「Y君がそんな方とはつゆ知らず、おみそれしました」とからかわれてしまった。

という感じで、同期会以上に盛り上がった3時間余り。帰りの電車の中でも話は尽きなかったが、再会を期して握手でお別れ。「選挙速報」にギリギリ間に合った。

衆院選の結果は、ほぼ予想通り。立憲民主党以外では、ヘイトスピーチ根絶のために闘っている「池内さおり」や、安倍晋三と同じ山口4区から出馬した市民団体「今治加計獣医学部問題を考える会」の代表「黒川敦彦」に注目していたが残念ながら共に落選……(「山尾しおり」の当選は良かったが)

翌日のテレビも衆院選一色。「野党再編」について聞かれた枝野代表が、「野党再編するつもりはない。立憲民主党が大きくなっていくことを考える。永田町の内側の権力ゲームには参加するつもりはない」と腹を括った感じでキッパリ答えていたのが印象的(とても頼もしい)。“まっとうな政治”を実現する闘いはこれから。

 

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