ここ1週間、頭の中は衆院選70%、その他30%(家事・仕事・映画・猫など)……といった感じ。
(8日の日曜、MIYUKIさん、UEちゃん、長野から遊びに?来たMOTOMI嬢たちと呑んで、騒いで、楽しく歌ったが、その際の話題も衆院選が中心だった)
昨日は、立憲民主党が実施した街頭演説会「東京大作戦」(新宿駅東南口)の大群衆の中に支持者の一人として加わった。(私的には、政治家の演説を間近で聴きたいと思ったのも、金1万円の寄付までして一つの政党を応援するのも初めてのこと)
演説会のスタートは14時25分。(その前に景気づけとして、東南口徒歩1分の「シネマカリテ」で、パンクロックのゴッドファーザーと呼ばれるイギー・ポップが率いた伝説的バンド「ザ・ストゥージズ」の軌跡を追ったドキュメンタリー『ギミー・デンジャー』を鑑賞。映画終了後、意気揚々と東南口広場へ)
会場に着いたのは14時35分。演説会は既に始まっていて、もの凄い、人、人、人。歩道橋の上にも人が連なり、駅に続く階段もビッシリ人で埋まっていた……政党の街宣で多く見られる「のぼり旗」がひとつも見られなかったことに(後で写真を見たら「まっとうな政治。」と書かれた旗が何本か立っていた)、今までにない新鮮な息吹と勢いを感じつつ、ボランティアの方の誘導で人波の中へ。演壇から少し離れた場所で「小林よしのり」の強烈なアジテーションに耳を傾けた。
(小林よしのり氏に関しては、90年代に歴史修正主義としか思えない主張を堂々と展開する漫画「ゴーマニズム宣言」でナショナリズムを煽り続けた極右・漫画家というイメージが強く、私的には「現在の排外的・差別的な風潮を作りだした張本人はあなたでしょ」と文句を言いたいぐらいだが、彼自身の今のスタンスはその頃とは大分違うようで、“まっとうな保守”の立場から安倍&小池・前原を痛烈に批判していた。但し、その事で過去がチャラになるわけではないと思うが……それにしても、小林よしのり氏に加え、「一水会」の最高顧問・鈴木邦男氏も立憲民主党の応援に来ているという、ある意味歴史的な演説会であり衆院選になった気がする)
で、「小林よしのり」の後は、お待ちかねの真打ち、立憲民主党代表・枝野幸男登場……
「受け止めきれていない国民の声がある。それを受け止める旗をしっかりと掲げなければならない。そんな思いで、改めて、これまで民主党、民進党の中で積み重ねてきた政策、理念、それを更に一歩大きく踏み出して、新しい旗を掲げさせていただきました。
右とか左とかではない。今、政策も、民主主義も、上からのものになってしまっていないか。草の根の、暮らしの声に支えられた下からの民主主義を、下からの経済再生をしていかなければならない。右でも左でもなく、下から前へ。新しい旗を掲げさせていただきました」
「一緒に、日本の本当の意味での、支え合い、そして困ったときに寄り添う、互いの違いを、多様性を認め合う。そんな社会を作っていくために、一緒に歩きませんか。一緒に前に進みませんか」
「厳しい道だと思っています。しかし。これだけの人が、こんなに短期間で、私たちに期待をしていただき、注目をしていただいています。私たちも、全力で戦います。でも、一緒に、皆さん戦いましょうよ。日本の民主主義を、次のステージへと踏み出させましょうよ。日本の社会を、もう一度、求心力を持った、みんなが支え合う社会へ、取り戻していく一歩を踏み出しましょうよ。私には、あなたの力が必要です。どうぞ一緒に戦っていきましょう。どうぞ一緒に前に進みましょう。一緒に頑張りましょう」
その力強い演説を聴きながら、この5年間で奪われたものを改めて思い知った。それは「言葉」ではないかと。「美しい(日本)」とか「(日本の)こころ」とか「希望(の党)」とか、本来は素直に心地よく胸に響くはずの言葉が、どこかイヤな言葉として、気持ちの悪い言葉として、胸の中に居座り続けた5年間……その「言葉」を彼は全力で取り戻そうとしている。一言一句、誠意と熱意を込めてキチンと生活者の胸に、日本人の心に響く飾り気のない“まっとうな言葉”として取り戻そうとしている。そのことに多くの人たちが共感・共鳴している。そう私には思えた。
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