水曜日(18日)。雨の中、エルトン・ジョンのライヴに行ってきた(恐縮ながら、いくつか好きな曲があるくらいの“末席ファン”の一人だが)。会場は横浜アリーナ。
15時半に家を出て、最寄りの「新横浜」に着いたのは17時過ぎ……駅から5分程の居酒屋「横浜くるわ」で、烏賊のゴロ焼きとハムカツを肴に“ちょい呑み”小一時間。その後「ラーメン博物館」に立ち寄り(博多ラーメンで腹ごしらえ)、18時半頃、横浜アリーナに入った。(雨にも関わらず、アリーナ周辺はすごい人だかり。場所柄か外国人の姿が目立つ)
席は北ブロック・3階スタンド席、最後方。(もちろん、ステージからはかなり遠いが、私のような通りすがりのファンにはふさわしい席)
19時を数分回ったところで会場のライトが消え、スポットライトに照らされたステージにメンバーが登場……いきなりハードなロックの演奏に会場は一気にヒートアップ。
3曲目に、故ダイアナ妃の追悼ソングとして有名な「キャンドル・イン・ザ・ウインド(風の中の火のように)」が流れた。
3曲目に、故ダイアナ妃の追悼ソングとして有名な「キャンドル・イン・ザ・ウインド(風の中の火のように)」が流れた。
その間、私はといえば、酒の酔いも手伝って、大型ビジョンに映るエルトンの姿とスクリーンに映し出されるシュールな映像(まるでロールシャッハテスト!)を交互に観ながら半モウロウ状態。一人だけ会場の熱気から遠い場所にいるような感覚の中、パワフルな声とダイナミックなピアノの音だけが、頭の中で鳴り響いていた。
で、7曲目……「We need love, we
need hope」と語りながら披露された「ビリーヴ」で少し正気に戻り(パリ同時テロの犠牲者に“Love
& Hope”の歌を贈ります。というメッセージだったようだ)、次の「ダニエル」で背筋を伸ばし、「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」で大拍手……(要するに、自分が知っている曲で目が覚めただけ)
次の曲との間のピアノ・ソロも凄かった。
その後、ノンストップのロックショーは、70年代の大ヒット曲「Your Song(僕の歌は君の歌)」、《希望がすべてなくなったら、ラジオをつけて、悲しい歌を聴こうじゃないか……希望がすべてなくなってしまったとき、悲しい歌が沢山のことを語りかけるんだ》という詞が実にイイ「Sad Songs」と続き、ラスト(アンコール曲)はお待ちかね「クロコダイル・ロック」!!……♪ラ~ララララ~ ララララ~ ララララ~……(個人的にはこの夜、一番の盛り上がり)
そして大盛り上がりの中、エルトンの魅力が詰まった1曲の演奏が終わり、ステージのライトが灯され、御年69歳のロックスターは、あっと言う間の速さでステージから去ってしまった。その時、21時30分。
大混雑のアリーナを縫うように抜け、雨降る道を足早に歩き、ようやく横浜線ホームにたどり着いたのが22時過ぎ。「菊名」での乗り継ぎも思い通りに行かず、家に着いた時には時計の針が頂点で重なる少し手前まで来ていた。
以上、「ライヴに行くには、横浜は遠すぎる!」と、心底実感した「横浜行き」だったが、音楽の足らない日常を埋めるに十分な極上ライヴ。その2時間半のステージは長く心に残るはず。お陰で19、20日の連勤中も、アタマの中はエルトンの歌で一杯……最良の気分転換になったと思う。
以下、〈11/18(水) エルトン・ジョン&ヒズ・バンド ライブ・イン・ジャパン 2015 横浜アリーナ公演セットリスト〉
1 Funeral for a Friend/Love Lies Bleeding
2 Bennie and the Jets
3 Candle in the Wind
4 All the Girls Love Alice
5 Levon
6 Tiny Dancer
7 Believe
8 Daniel
9 Philadelphia Freedom
10 Goodbye Yellow Brick Road
11 Rocket Man
12 Hey Ahab
13 I Guess That’s Why They Call It the Blues
13 I Guess That’s Why They Call It the Blues
14 The One
15 Your Song
16 Burn Down the Mission
17 Sad Songs (Say So Much)
18 Sorry Seems to Be the Hardest Word
19 Don’t Let the Sun Go Down on Me
20 The Bitch Is Back
21 I’m Still Standing
22 Your Sister Can’t Twist (But She Can Rock‘n’Roll)
23 Saturday Nights Alright (For Fighting)
アンコール
24 Crocodile Rock
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