2014/12/23

3日間のメモ。



1220日(土)
[1615分~1820]
新宿武蔵野館で『マップ・トゥ・ザ・ハリウッド』(監督/デヴィッド・クローネンバーグ)を鑑賞。「ハリウッドセレブを風刺した作品」ということだが、かなりアンダーな「イカれた雰囲気」が漂う、後味の悪い映画(でも、目が離せない)。ジュリアン・ムーアの怪演が見もの。(まあ、映画自体、役者たちの演技合戦という風情だろうか。題材的にはイマイチ乗り切れなかった)

[19時~21]
「まぼろしぃぃ~~」と、帰り道で、IKKOさんの声が頭の中で木霊したような気がした、「お別れ会」。(場所は、恵比寿の居酒屋「梟」)
かつて同じ職場で働いていたといっても、20年近くも経てば仕事も含めて共通の話題はなくなる。まして、40歳での中途入社。企業内フリーランスのように独りで自由に仕事を牽引し、制作企画等で自ら一線を画して周りから浮いていた(?)その頃の自分に「仲間」と呼べるような人もなし。
それゆえ、故人の生前の話題以外、大して話すこともなければ、余計な思い出や感傷に捉われることもなく、一次会終了後、幹事のNさんに「元気で」と声をかけ、一人静かに席を後にした。(親族の方の話によると、故人は「亡くなる一週間前の検診で、血液測定の数値が異常に高く即入院。あっと言う間の旅立ちでした」とのこと。長く苦しまれなくて良かったと思う。合掌)

 1221日(日)
市議会議員選挙。午前中に投票を済ませ、午後は、福島第一原発の作業員が描く原発ルポ漫画『いちえふ』(福島第一原子力発電所労働記1)を一気読み。
帯のコピーにはこう書いてある。《これが 彼がこの目で見てきた「福島の現実」。》……スペクタクルもサスペンスも、告発されるべき巨悪もなく、ただ著者が体験した現場が描かれるだけの「ドキュメンタリー漫画?(記録マンガ?)」だが、「多層下請け構造」に翻弄される現場作業員のリアルな生活に見入って、頁をめくる手が止まらなくなってしまった。

夜は、「ごめんね青春!」の最終回。さすがクドカン、平助が告白を聞く側に回ったラストのオチも冴えていた。最後まで視聴率が伸びなかったのは残念だが、個人的には本年度ベスト1の連ドラ(大して数は観てないが)。風間杜夫、満島ひかりの豪快かつ爽快なキレっぷりを筆頭に、役者陣も特上級! 何ひとつ文句なく、存分に楽しませてもらった。(次は、映画で観たいなあ)

1222日(月)
新宿「酔心」で、来年の仕事話も込みの忘年会(午後7時スタート)。N社のSさん、代理店のJさん、そして私の3人で一年ぶりに席を囲んだ。(牡蠣料理の専門店なので、料理のメインは当然「かき鍋」)

「ラジオ、いいですね~。やりたいですね~」というSさんの意向に沿って方向性を探った“仕事話”も、グッド・アイデア噴出で、かなりヒートアップしたのだが(合間に、時事ネタ・映画ネタ、仲居さん飛び入りの温泉ネタなどを挟みつつ)、3人とも自宅で猫を飼っている者同士、いつの間にか、話の流れはネコ方面へ。
Sさんが飼われている猫(ヒマラヤン)が、家のトイレで便座の上に乗って用を足すという話に、(そんな、文化的な猫がいるんだ!?)とビックリ。「えっ、じゃあ猫砂も必要なしですか!?」「ええ。でも、トイレの水は自分で流せないですけど」……と続けられ、そりゃそうだと顔を見合わせ大笑い。

そんな風に硬軟取り混ぜた話題で盛り上がり、飲み会は2時間後の9時にお開き。
新宿駅で「良い、お年を」「来年も、よろしく」と3人で交互に握手を交わしながら、心地よくそれぞれの帰路に就いた。

ということで、今年最初の「忘年会」は楽しく終了。残すは後2件!(2729日)……

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