2014/12/29

勝手に、コトノハ映画賞(2014)



《外国映画部門》
●最優秀作品賞
『グランド・ブダペスト・ホテル』(製作国:ドイツ、イギリス/監督:ウェス・アンダーソン)

●優秀作品賞
『あなたを抱きしめる日まで』(製作国:イギリス、アメリカ、フランス/監督:スティーヴン・フリアーズ)
『ダブリンの時計職人』(製作国:アイルランド、フィンランド/監督:ダラ・バーン)

●監督賞
ウェス・アンダーソン(『グランド・ブダペスト・ホテル』)
独創的で、緻密で、お洒落で、ビックリ箱のようで、優しくて、純粋で、思慮深く、コミカルで、ミステリアスで、ノスタルジックで、スリリング。そして超民族的で反戦・反権力……要するに、とても魅力的で、いま最も注目すべき若手監督(45歳ですが)、その荒唐無稽の冒険と闘争の物語に大拍手。
●主演男優賞
フィリップ・シーモア・ホフマン(『誰よりも狙われた男』)※亡き名優に敬意を表して。
●主演女優賞
ジュディ・デンチ(『あなたを抱きしめる日まで』)※別格の演技と存在感!
●助演男優賞
ジャレット・レト(『ダラス・バイヤーズ・クラブ』)※その美しさと哀しさに。
●助演女優賞
該当者なし。

●長編ドキュメンタリー映画賞
『自由と壁とヒップポップ』(製作国:パレスチナ、アメリカ/監督:ジャッキー・リーム・サッローム)

●長編アニメーション映画賞
TSUMI マンガに革命を起こした男』(製作国:シンガポール/監督:エリック・クー)

●特別賞
クリント・イーストウッド(監督作品『ジャージー・ボーイズ』)

《邦画部門》(さほど、数は観ていませんが)
●最優秀作品賞 
『太秦ライムライト』(監督:落合賢)

●優秀作品賞
『ぼくたちの家族』(監督:石井裕也)※「家族映画」の秀作。

●監督賞
石井裕也(『ぼくたちの家族』)
31歳の若さで、この技量。どこにでもある家族の何気ない日常を追い、「普通の人々」の心情を丹念に掘り下げながらリアルな「再生」のドラマを作り上げる、地に足のついたカメラワークは、立派!の一言。(さすが、満島ひかりのダンナ様)
●主演男優賞
福本清三(『太秦ライムライト』)※「5万回斬られた男」、その太秦魂に。
●主演女優賞
該当者なし。
●助演男優賞
該当者なし。
●助演女優賞
原田美枝子(『ぼくたちの家族』)※狂女も少女もお手のもの。日本が誇る演技派女優。

●長編ドキュメンタリー映画賞
『ある精肉店のはなし』(監督:纐纈あや)

以上。

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