2014/06/20

こうなったら、全力で楽しもう!


う~ん……どうしても勝ちたかった今朝のギリシャ戦。日本代表は90分を通して攻める姿勢を見せてはくれたが、ゴール前のアイデアに乏しく、溜まったのは勝ち点ではなくフラストレーションだけ。私同様、終了と同時に「はあ~っ」と息を洩らし、がっくり肩を落とした人も多かったに違いない。(0:0の引き分けで勝ち点1、グループリーグを自力で突破することが不可能な状況になってしまった)

というわけで、早速、スポーツナビ等の記事へのコメント欄には「1110の数的優位」を生かせず引き分けてしまった日本代表及び指揮官ザックに対する失望と非難の声が殺到しているが、逆に退場者が出たことで、元々守備的なギリシャが一層守備的になって攻撃が難しくなった面もあり、一概に「数的優位」が日本にとってプラスに働いたかどうかは分からない。
ともかく、日本だけが勝つために必死なわけではなく、相手も勝つために必死で戦っているのがW杯。紙一重の差で勝負が決まるその大舞台で、最高のパフォーマンスを発揮して勝ち切るだけの「強さ」と「巧さ」と「運」が、「歴代最強」と謳われた現在の日本代表にもなかったということなのだろう。
様々な重圧を背負い90分間引かずに戦い抜いた選手たちを、「1110での引き分け」という結果で責めるより、ファンの一人として、その現実をしっかり受けとめたいと思う。

で、それとは別に、この2試合で感じるのは、日本代表の動きの重さ&鈍さ。高温多湿の気候も影響しているのだろうが、攻撃の中心である香川や岡崎を見ていると、フィジカル・コンディション的にも問題を抱えているのではないのだろうか……

と今さらながら心配になるが、すでにグループリーグは残り1試合。相手はギリシャ、コートジボアールを撃破し、いち早く決勝トーナメント進出を決めたコロンビア。
正直、かなり厳しい試合になると思うが、4年間の集大成として、何とかブラジルW杯に勝利の足跡を刻んでほしいもの。同時に、「世界を驚かす」と強い決意で臨んだ選手たちには、責任感・使命感といった「重圧」の比重を少し軽くして(意志の固さが動きの硬さにつながることもあるし)、最後の一戦(?)を「自分らしく」悔いなく楽しく全力で戦ってもらいたいと思う。(もちろん、私も楽しみたい!)

 

 

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