今週の水曜(23日)、仕事の打合せ帰りに、銀座・和光裏「シネ・スイッチ銀座」で観た映画『もうひとりの息子』。
《壁の〈向こう側〉と〈こちら側〉。
紛争によって引き裂かれてきた両者の子どもが、
もし取り違えられ、18歳になる日まで気づかずにいたとしたら。……誰もがもう一度、未来を信じたくなる珠玉の名作。》
また、レヴィ監督が「この映画は、ある意味で、人類の未来は女性に委ねられていると宣言している映画なのかも知れません」と言っているように、宗教や民族の対立を諸共せずに超えていく母性の強さと愛の深さ、そのしなやかな女性のパワーを強烈に感じさせてくれる作品でもあった。
ちなみに、今年の9月28日に「国際平和デー(9月21日)」を記念して開催された特別上映会には、駐日イスラエル大使と駐日パレスチナ大使が招かれ、それぞれ登壇し「私たちが平和裏に共存することは可能だと信じています……1つの土地に2つの国家、そして2つの国民がいて、それが平和に暮らすということを日本の皆さんにも助けていただければと思います」「いま私は目が真っ赤になっています。女性として、母として、そしてイスラエル人として、この映画を横にいるパレスチナの皆さんと一緒に観ることができて、より深く感動しています……パレスチナの方々もイスラエルの方々も長きにわたって苦しんできました。互いに尊重しあう形の解決法を探すことは可能であると思っています」と、『もうひとりの息子』への感謝のメッセージを述べたそうだ。
映画に世界を変える力はないが、共有すること、受け渡すこと、交換すること、それならYES。それは他者の人間性を理解し、経験するための方法です――ロレーヌ・レヴィ
明日は、高校の同窓会&クラス会。
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