昨日、ネットで“ヤフースポーツ”を見ていたら、ウィンブルドンの女子ダブルス3回戦で「青山修子/シャネル・シェパーズ組」が第6シードのペアを破り、日本女子として2007年の杉山愛以来となるダブルス8強入りを果たしたというビックリ嬉しい記事が目に飛び込んできた。
で、さほどテニスに興味があるわけでもないのに、何故に驚き何気に嬉しかったかというと、3年ほど前とある仕事で、大学を卒業しプロテニスプレーヤーとして歩き出したばかりの青山修子さんに、有明コロシアム内の喫茶室でインタビュー取材をしたことがあるから。
その際、プロの世界で生きる厳しさを気負いなく自然に受けとめながら「自分が好きな事をできている今」を爽やかな笑顔で語る姿に、つい冗談半分・応援半分で「ウィンブルドン目指してがんばって!」とオヤジ臭い余計なひと言をかけてしまったが、まさか、3年間でその大会のベスト8とは……シングルに比べ注目度の低いダブルスとはいえ、ホントに、スゴイ!と、あの時にコート上で拝見した彼女の腕と脚の筋肉の力強さを思い出しつつ唸ってしまった。こうなったら、ベスト8といわず、杉山愛さん同様、ぜひファイナルまで勝ち進んでほしいものだ。
さて、話は変わって……
日・月(6月30日・7月1日)と1泊2日の温泉旅。眼病に対する効能が高く“目の湯”とも呼ばれる秘湯の一軒宿「貝掛温泉」へ行ってきた。
と言って、別に慢性的な疾患を抱える目の湯治のためではなく、家人共々単なる骨休み。3年ほど前に一度行ったことのある温泉だが、上野から宿まで約2時間半というアクセスの気安さと、旅費の手頃さ・居心地の良さ・料理と酒の旨さが気に入って再訪した次第。(要するに文句なしの所)
宿までは、越後湯沢駅からバスで20分、バス停から送迎車で5、6分……着いた途端にいきなり激しい雷雨に見舞われ、これじゃあ露天は厳しいか?と思ったが、大浴場の壁に備え付けの編笠がかかっており、それを被り「山頭火」気分で入る雨の露天もなかなかのもの。生い茂る樹木と湯面を叩く雨音だけを聞きながら泉温37度の“める湯”に浸かること30分、さらに内湯で30分。ほぼ二年ぶりの温泉を堪能した。
夕食は、食事処で味わう山の幸を中心としたオリジナリティー満載の郷土会席。料理も「米」も旨かったが、合わせて味わう新潟の銘酒「鶴齢」「緑川」も絶品で、頬もゆるみっぱなしの1時間。仲居さんの「完食ですね」の声に送られ、ほろ酔い気分で「ご馳走様」……翌朝は、朝湯もほどほどに、7時からコンフェデの決勝をテレビ観戦(こんな山の中でもBSが見られるとは嬉しい!)。勝手に2:1でブラジル勝利という予想を立てていたが、スペインの華麗なパス回しを完璧に封じて3:0の圧勝劇。ネイマールのゴールも素晴らしかったが、ダビド・ルイスのクリアも、凄かった! こんなセンターバックが日本にいればなあ……と秘湯の宿で一人ごちたが、せん無いこと。
とにかく、コンフェデのブラジル戦後、「中学生とプロのレベル」と長友が言ったように、今の日本代表が、このブラジル相手に何回やっても勝てるイメージが湧かない。故に「一年後のW杯優勝」という大それた目標は我が代表選手たちに任せて、私自身はベスト8という組み合わせ次第で実現可能な夢を見よう!と、改めて世界との差を感じながら夢を縮めた朝だった。
旅の土産は、魚沼銘菓「薄荷糖」(甘い!)、新潟限定・亀田製菓の「サラダホープ」(旨い!)、そして「鶴齢」の吟醸と梅酒。
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