朝から風が強く雲行きが怪しい。予報によれば、夕方から明日にかけて台風並みの暴風雨になるとか……ならば、早目に2日分の買い物を済ませなきゃと家を出た途端、友人から携帯に電話あり。
「お前、ジャズ聴く?」「えっ、ジャズは聴くけど…何で?」「チケットあるんだけど、行かない?」「ん、いつ?」「今日!晴海で」って、オイオイ……いくら腰の軽い私でも春の嵐に逆らって出かける根性はないぜ。「今日は、無理。ヤバイでしょ、電車止まるかもしれないし……」と、チケットの内容も聞かずにあっさり断ってしまった。
わざわざ誘ってくれた友人も「そうだよなあ~」と“納得笑い”していたが、帰ってから調べてみると「山下洋輔のソロピアノ・コンサート」(のチケット)であることが判明。“バリケードの中のジャズ”ならぬ、嵐の中のジャズも悪くなかったかもなあ……と、少し勿体ない気分になってしまった。
というわけで、今日は静かに読書&DVD。一昨日、「フランシス・ベーコン展」を観た際に購入した『芸術新潮』を眺めたり、久しぶりに永島慎二の漫画『黄色い涙』を開いたり……高村薫『冷血』も残り100頁、夜は映画『きっとここが帰る場所』を観るつもり。(先日DVDで観た韓国映画『トガニ』と、本年度オスカー受賞作品『アルゴ』は共に必見の傑作。その感想は、後日また)
で、話は変わるが、日銀の新総裁による大胆な金融緩和策……「日銀のイメージを変える革命的な決定」ということで市場は沸いているが、所詮、吉と出るか凶と出るか誰も分からない賭け。投資や高額品と無縁の一庶民が浮かれる話ではないが、一応関連記事は見ておこうと朝刊に目を通していたら、天声人語に「日本経済と国民生活を質に入れてのデフレ退治」と書かれていて、思わず「うまい!」と手を打った。(そんな場合じゃないですが)
そういえば、1ヶ月近く前の朝刊にも“ギリシャイタリアキプロスアベノミクス”というムムッと唸る川柳が載っていたっけ……1年後or数年後、日本経済もさることながら、私たちの生活はキチンと質から出してもらえるのだろうか。
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