0-4で惨敗した昨夜のブラジル戦。
当然、結果は喜べるものではないが、1-0で勝ったフランス戦より内容的に見応えのある面白い試合だったし、私的には想定内の「玉砕」なのであまり悔しさはない。(1-2もしくは1-3くらいの淡い期待は持っていたが)
まあ、いくら日本が成長を遂げていると言っても、世界のトップも同様に進化し続けているわけで、卓越した個人技をベースに組織としても意思統一された今のブラジルにガチで勝負を挑めば、こういう結果になるのは寧ろ必然。攻守の切替えの速さに為す術なく圧倒されてしまったのも納得のいくところ。(現在、ブラジルに真っ向勝負で勝てる力があるのはスペインだけのような気がする)
とにかくブラジルは全員がワールドクラス。その個の力が高いレベルで融合しているのを見ながら「上手いなあ」「凄いなあ」という感嘆の声しか出なかったゲームだが(中でもカカーとネイマールは別格)、世界のトップとの差(特にシュートの正確性と攻守の切替えのスピード)を確認できただけでも大収穫の一戦。日本代表もポゼッションはほぼ互角だったし、ブラジル相手にあれだけ速いパス回しができたのだから、それほど悲観する必要もない。
待望の1トップ本田、トップ下・香川のコンビネーションも良かったし、残り3分清武に代わりピッチに入った宮市亮の「やってやるぞ」という顔つきも今後に大きな期待を抱かせるもの(できれば、もっと早く宮市を入れてほしかったけど)。「負け」に良い負けも悪い負けもないが、今のままでは「世界のトップに通用しない」ことが明確になった昨夜の惨敗はコンフェデやW杯本戦に生かされる「良い負け」だと思う。
試合後、本田圭祐は「こうやって負けて、なにか不思議と悔しさ以上に楽しさの方が優先して、この先、こういう相手を負かすために頑張ることができると。非常に未来は明るいと。明日からの練習がまた楽しみやなと思えるような試合だったですね」と語り、点差ほどの力の差は感じていないと言い切ったが、その志&自分(たち)のポテンシャルに対する確信&飽くなき向上心がある限り、我が日本代表はもっともっと強く美しく輝けるはず。今後も希望を持って見守りたい。
さあ、次はW杯アジア最終予選オマーン戦(11月14日)、早く決めちゃおうぜ、2014年ブラジル行き!
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