2012/10/10

黒ネコ・ジャック


先週の日曜(7)、我が家に生後5ヶ月の仔猫(オス)がやってきた。

雨の日曜日、「飼い主のいないネコを救う会」という地元のボランティア・サークル主催の「飼い主募集イベント」で見初めた真っ黒いネコだ。

私自身はネコを飼う気などサラサラなかったが、自分の師匠が飼っている猫の世話を通じて“経験者気取り”になっている半人前スタイリストの愚息&彼に同調するツレに上手く乗せられてしまった感じ。

その黒ネコ君の名前は「ジャック」。もちろん、手塚治虫の傑作「ブラック・ジャック」から拝借したもの。

まあ、ちょっとベタすぎるかもしれないが、「タンゴ(黒ネコの)」や「ヤマト(クロネコ)」じゃ芸も品もないし、「ジジ(魔女の宅急便:キキの相棒の黒ネコ)」という風情でもない。怖がりで気の小さそうなヤツなので、敢えて名前は凛々しくシャープな方が……と思って名づけた次第(漫画「ブラック・ジャック」も大好きだし)

野良の頃にイジメにでもあったのだろうか、人に対する警戒心が強く、近づくと時々「シャー」と声をあげタスマニア・デビル並の凄い形相で怯えていたが、何度も首筋やお腹を撫でているうちに徐々に心が解けてきた様子。ボランティア・サークルの方が手配してくれたケージから脱出できる日も近いように思う。(でも、初日と二日目の夜は逃げ出したくて大暴れ、家族揃って寝不足気味)

一応、「ジャック」の主人は言いだしっぺの愚息だが、基本的に家にいることが多い私が筆頭世話係。その点では少し騙された気もするが、世話をしている分、自然に愛着も湧いてくるし、仕草を見ていて飽きないので格好の暇つぶしにもなり気分的には悪くない。

というわけで「ジャック」と見つめあうこともしばしばだが、鼻筋が通ってなかなかの男前。つぶらなグリーンの瞳もいい感じで、早速、名カメラマン()Miyukiさんに電話で写真撮影を依頼してしまった。巷でもネット上でも猫の写真は大人気だし、ひょっとしたらコイツで一儲け……と、今から親バカ的に邪悪な妄想にかられているが、果たして思惑通りに成長してくれるだろうか。来年が少し楽しみになってきた。



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