2012/08/08

U-23に、何があった?



昨夜のメキシコ戦、相手が強いのは分かっていたが、攻守一体の見事なサッカーで快調に突っ走っていたU-23日本代表が、まさか3-1で負けるとは思わなかった。(寝不足の上に「完敗」では、コチラの疲労感も増すというもの。今朝はかなりキツかった)

一体、どうしたのだろう?

「選手村入りしたことにより心身のリズムに狂いが生じた」と、その原因を「環境変化」に求めている新聞もあったが(事実、「食事が合わない」「色々な人がいて落ち着かない」と漏らす選手も多くいたらしい)、とにかく足が重そうで、動き出しが鈍い印象。ゲームを通じて「守備」も「攻撃」も、グループリーグや準々決勝とは別のチームのようにスピード感がなかった(スピードスター永井もお疲れ気味?)。特に後半は前線からの守備が遅れるようになって完全にメキシコのペース。危険な場面が幾度も続いた。強烈なダメージとなった相手の2点目は、GK権田の判断ミスとボランチ扇原のキープミスが重なって奪われたものだが(あまりのお粗末さに唖然)、全体的に集中力も欠いていたように思う。やはり体調管理も含め、試合に臨む「準備」が上手くできなかったのだろうか……。

とは言っても、まだ「負けて終わった」わけではない。10日の韓国戦は、ただの「3位決定戦」ではなく日本サッカー史にとって大きな意味を持つ90分。しっかり体調を整え、モチベーションを新たにして、44年ぶりの「銅メダル」を勝ち取ってほしい。

で、その前に「なでしこ」……これまで「なでしこ」らしいスペクタクルなサッカーが見られず、個人的にはあまり楽しくないが、ここまで来たら勝負に徹するのみ。アメリカの猛攻を凌ぎ切っての勝利を期待したい。その上で“女子版バルセロナ”と形容された本来のプレーを拝めれば最高なのですが。さて、如何に。


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