2012/08/10

聖地で咲いた「なでしこ」の花



サッカーの聖地「ウェンブリー・スタジアム」で行われた五輪女子サッカー決勝戦。結果は周知の通り2-1でアメリカの勝利に終わったが、男女を問わずサッカー日本代表が負けた試合の後で、これほど爽快な気分になるとは……と自分で驚くほど見事な「なでしこ」の戦いぶりだった。
まあ、レベルの高いチーム同士が互いの持ち味を存分に発揮して戦えば、こういうエキサイティングで素晴らしい試合になるということ。敗戦を惜しむより、女子サッカーの更なる発展を予感させる「ベストゲーム」&誇り高き銀メダルに心から拍手を送りたい。もちろん、勝者である宿敵アメリカにも大拍手

というわけで、今日は「なでしこ」の健闘を称えつつも、そこかしこで「大儀見のシュートが入っていれば…」「先に2点目を取られなかったら…」「宮間の調子(パス)がもう少し良ければ…」など様々な“たられば論”が交わされたと思うが、これもサッカーの楽しみのひとつ。私も仕事仲間と電話で少々……と言っても今回は「よくやったよね。立派だったなあ」という賞賛の言葉が“たられば”を完全に凌駕&封印した感じ。

おまけに、ゲームのみならず、表彰式も喜怒哀楽をオープンに表す「なでしこ」らしく“お茶目”で良かった。それに何と言っても入場の際の「グレイシートレイン」……試合終了直後の涙から一転、弾ける笑顔で出てきた一列の彼女たちを見て“これぞ、女子力”と、思わず感嘆し笑みがこぼれた私だが、総合格闘技ファンの方は呆気に取られて苦笑いかも?(多くのメダリストのように“メダルをかじるポーズ”を見せなかった点も個人的に評価したい……アレは見苦しいし、もう止めた方が良いのでは?)

さて、明朝は五輪での銅メダルをかけた男子サッカーの日韓戦。なでしこVSアメリカ以上に厳しく激しい戦いになるだろうが、とにかく良いゲームを!そして勝利を!

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