2012/07/13

生「陽水」!



 昨日(12日)は、「井上陽水LIVE2012 Hello,Goodbye」を観に(聴きに)東京国際フォーラムへ。

開演は午後7時。その前に“東京&有楽町界隈そぞろ歩き”を楽しもうと3時に家を出た。雲行きは怪しかったが、幸いなことに雨は降っていない。

随分新しいビルが増えたなあ……と、丸の内の高層ビル群を眺めながら歩いていたが、足と目は自然に居酒屋やエスニック料理店が立ち並ぶ東京駅のガード下へ向かっていた。

「東京駅」から「有楽町駅」まで、一通り店を物色した後、会場に程近い居酒屋『鍛冶屋文蔵』のドアを開ける。まだ5時前というのに店内は中々の賑わい。店の雰囲気もまあまあで、久しぶりの居酒屋にツレも何やら嬉しそう。四方山話に興じながら、生ビール()とハイボールを1杯ずつ、串焼き5、6本&つまみ2品で軽く〆たが、喉も気分もイイ感じで落ち着いた。
店を出た後は“〆の麺”ということで東京ビル内の『つるとんたん』に寄り「おろしうどん」を一杯。値段(900)の割には舌に響かない味だったが、バイトらしき“ヤンキーヘア&襟立て姐さん”の気合い十分の仕事ぶりに感服。「うどん」はさておき、人を見る目はしっかりしている店のようだ。

で、会場に着いたのは午後6時半。既に場内は8割方「中高年同窓会」といった感じで大盛況……その一員()である私も「“傘がない”は歌うかな?」「ちゃんと声は出るのかね?」などと、勝手な心配をしながら主役の登場を待った。

7時過ぎ、いよいよ開演。オープニングは「東へ西へ」。“色々ツライことは忘れて今日は楽しくやりましょう”というメッセージだろうか、「ガンバレ みんなガンバレ 月は流れて東へ西へ♪」と満員の会場に響き渡る声は張りも伸びも十分で感激&一安心。一気にアップテンポな4曲を披露した後、軽い挨拶トークを交えながら「自分が好きな番組で、自分の曲が流れるというのは嬉しいものです」と語りながら歌った5曲目は「ブラタモリ」の主題歌「MAP」。詞はよく聞き取れないが、相変わらずシュールで自己チューな雰囲気がGood!……以降「なぜか上海」「ジェラシー」「とまどうペリカン」「新しいラプソディー」「最後のニュース」など私の好きな曲を含めて14曲を熱唱。満場の拍手に包まれながら一端ステージを退いた。

その4、5分後、鳴り止まぬ拍手の中、ブルーのシャツに着替えて再登場。アンコールの1曲目「アジアの純真」を勢いよく歌いだした。その瞬間、会場は一気にヒートアップ。老いも若きも続々と席から立ち上がり、次の「氷の世界」で総立ち状態に……だが3曲目「結詞(むすびことば)」のイントロが流れると、瞬時に会場の雰囲気は一変。興奮に沸いた熱い胸を優しく射られるような静寂へ。何となく1曲目から想像していた展開だが、「浅き夢 淡き恋 遠き道 青き空」と続く美しい言葉と旋律に酔いながら「上手いよなあ(歌も流れも)」と思わず声を漏らしてしまった。
そしてラスト曲は「夢の中へ」。再び“手拍子&総立ち”で会場のボルテージが最高潮になったままライヴ終了……「みなさんお元気で。イエーイ!」と何度も「イエーイ!」を連発した後、楽しそうに笑いながら陽水は去っていった。大興奮の会場もみんな満足顔で心底楽しそう。もちろん私も上機嫌で帰路に就いた(結局、「傘がない」は歌われなかったが)。途中に降られた雨も心地よく。

※昨夜のセットリスト
01.東へ西へ/02.感謝知らずの女/03Make-up Shadow04.俺の事務所はCAMP
05MAP06.タイランドファンタジア/07.なぜか上海/08.海へ来なさい/09.夏まつり(弾き語り)10.人生が二度あれば(弾き語り)11Hello,Goodbye(The Beatles)12.リバーサイドホテル/13.ジェラシー/14.とまどうペリカン/15.新しいラプソディー/16.最後のニュース/17.つめたい部屋の世界地図/18.限りない欲望/19.少年時代
アンコール
20.アジアの純真/21.氷の世界/22.結詞/23.夢の中へ



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