先週の土曜(20日)、「れいわ新選組の(参院選)最後の街宣を見届けようぜ」と、旧知の友人T君を誘い、新宿へ。(T君とは5年ぶりの再会。私が送った「選挙ハガキ」をきっかけにYou Tubeを閲覧、奥様共々「山本太郎…いいねぇ~」となったそうだ)
会場(西口ローターリー・小田急デパート前)に着いたのは18時前……黒山の人だかりをかき分けながら、何とか「新宿センキョ」の横断幕が張られた演壇を見通せる場所を確保。当選すれば難病ALS患者として史上初・世界初の国会議員となる「舩後やすひこ」氏の言葉に聴き入った。
それから約30分後、T君夫妻到着(奥様とは実に40年ぶりの再会)……まるで革命前夜を思わせるような、沸き立つ熱気、歓声、溢れんばかりの人の数に驚きながら、楽しそうに目を見張る彼に、「生きてる間に、新宿でこんな景色に出会えるなんて、ちょっと夢見たいだね。(デモ隊の数の多さに驚いた)新宿騒乱以来かなあ…」と話しかけると、「アハハ」とまた楽しそうに笑っていた。
(会場の熱気は2年前「枝野ブーム」で沸いた新宿南口以上。集う人たちも、中高年が圧倒的に多かったその時に比べ、10代~70代以上まで幅広く、特に20代~40代の若い男女の姿が多く目についた)
そして19時過ぎ、「タロー、タロー」の大歓声が鳴り響く中、今回の選挙の主役・山本太郎が登場。
「みなさんどうしたんですか今日、こんなにたくさん集まって。小泉進次郎さんでもいるのかな?」と、つかみはOK
「太郎は太郎でも、河野太郎さんではございません。そして水道を民営化して海外に売ろうとした太郎でもございません。永田町の野良犬、山本太郎でございます」と、マクラもOK。
会場がさらに盛り上がったところで、体中の熱を喉に集め、一気に吐き出すように放たれる言葉、言葉、言葉……揺るぎない思いに込められた強さと優しさ。その圧倒的な説得力とエネルギーで聴衆の心を掻っ攫う彼の話力に、思わず「ホント凄いなあ…。田中角栄の再来かもね?」と、傍にいるT君に呟きつつ、聴き入った。
(演説の上手さは立憲・枝野代表と双璧だが、「人の心、とりわけ大衆の心を揺さぶる・動かす」という点では、山本太郎が一枚上。言うならば、知力の枝野と情念の太郎……いつか二人が手を握り、共に闘う日が来るのだろうか…この国が「いつか来た道」に向かわないために)
20時。演説の途中にボランティアの人に手渡された“クラッカー”を、思い切り空にめがけて引き放ち、「新宿センキョ」終了。
大混雑&大盛り上がりの会場を後に、私たち3人は「思い出横丁」へ。そこに立ち並ぶ一軒の酒場に入り、再会を祝しビールで乾杯。1時間半ほど飲み食いした後、帰路に就く……はずだったが、駅に向かう西口ロータリー付近は、まだ人の波。あれ?と思い、「新宿センキョ」会場付近に視線を投げると、太郎さんほか「れいわ」の立候補者たちが並び、支持者の人たちと一緒に写真を撮っている。
となれば、私たちも記念に……と、写真撮影を待つ人の列に加わり(撮影会は1時間以上続いていたらしく、列の前も後ろも数人程度)、ほどなく「れいわ」の皆さんとパチッ。撮影後、太郎さんと握手を交わし、心おきなく新宿を後にした。
そして翌日・翌々日……
山本太郎は、99万以上(比例区史上最多)というぶっちぎりの得票数にも関わらず落選……「新宿センキョ」の盛り上がりから「投票率が少しでも上がれば、4議席はとれるかも?」と、大きな期待を寄せていただけに個人的には少し残念な結果だったが、太郎さんにすれば“これぞ身を切る改革”。
スタート時の想定通り特定枠の2人を当選させ、政党要件も満たすことができたのだから、実質的に「落選」の痛手なし。次の選挙に向けて確かな手応えを感じる「大きな一歩」になったのではないだろうか。
また、重度障害の当事者2人の当選により、国会のバリアフリー化も一気に進めることができるし、「合理的配慮」という言葉の意味も国民に広く行き渡らせることができる。必然、内外からの注目度も高まり、正しい意味で「日本の民度」が試されることになる。
各メディアもこれまでのように「山本太郎&れいわ新選組」を無視することができず、代表・山本太郎の名と共にその目指す政策・方向性が多くの人の知るところとなるはず……これぞ心ある秀でた戦術家のみが為せる業。本当に見事な「政治家」に成長したものだと思う。
にしても、21日夜のテレビ報道(選挙特番)のバカらしさ、くだらなさ……長々と「小泉進次郎」を追いかけるTBSをはじめ、堕ちるとこまで堕ちた感じ。あまりのレベルの低さにムカムカして、即BSにチェンジ。ドキュメンタリー映画『ぼけますから、よろしくお願いします』に、じっくり見入った後、就寝。「明日は我が身」と…ふと、人の介助を受けるほかない状態になった自分の姿が頭に浮かんだが、すぐに消えて夢の中へ。
22日は朝から、私のせいで「山本太郎押し」になった友人たちとメールのやりとりをしながら、日がな一日、ネットで「れいわ新選組」に関する記事やツイッターをチェック。
(その合間、テレビをつけたら「投票率が伸びませんでした。なぜなんでしょう」と、女性キャスターが呑気にコメント。「局で働くアナタがそれを言うわけ?」と、またまた呆れ速攻で切った)
というわけで、政治も人生の大切な一部。生きている限り関わり、考え続けること。
そして、それを楽しむこと……
そして、それを楽しむこと……
めっちゃ面白かったぜ「れいわ新選組」!
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