2018/08/22

8月初旬メモ②




87日(火)
午後6時から、養豚協会のMさん、広告営業のJINさんと蒲田駅近くの肉バルで会食。取材・撮影場所として考えていた店だったが、イメージ合わず再検討することに。

その店で1時間半ほど過ごした後、福島へ帰るMさんとは駅前で別れ、JINさんと二人、蒲田名物「羽根つき餃子」の人気店「你好(ニイハオ)」で、一杯。
(餃子、イカと青菜の炒め、ツブ貝の黒胡椒炒めなどをつまみに、ビール&ハイボール2、3杯)

8月8日(水)
翁長雄志・沖縄県知事死去。いまも心に残る言葉あり。
「私は、政治に関心がないと言う若者には何時もこう言っている。君たちが政治や政治家を笑い、馬鹿にして突き放したとて、政治のほうは君たちを逃がしませんよ、と」

子どもの貧困対策にも熱心な方だった。どうぞ、安らかに。


午後、婚姻届の証人欄にサインしてほしいとのことで、愚息とAYUKOさんが連れ立って来宅。
1時間ほどお茶した後、婚姻届提出のため市役所へ……別れ際二人に「おめでとう。これからも仲よく、元気で」と祝いの言葉を送った。

夜は、録画していたTVドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』(フジ、火曜夜9時)を観たのち、寝床で漫画『魔法はつづく』(オガツカズオ)を読みつつ夢の中。

『健康で文化的な…』は、区役所の生活課に配属されケースワーカーとして働くことになった主人公(吉岡里帆)が、様々に困難な事情を抱える生活保護受給者との交流を通じて、社会福祉制度の現実を知ると共に、人間としても成長していく物語――
個人的にも一押しの、今どき珍しい(フジテレビ的にも珍しい)社会派ドラマだが、「自己責任論大国」に蔓延る生活保護への誤解及び昨今の生活保護バッシングなどの影響からか、初回の視聴率7.6%、現在は5%程度と、注目度が低いのはとても残念。
新人ケースワーカーたちの青春群像劇としても楽しめるし、受給者それぞれの人生模様も興味深い。このドラマを観れば、多少なりとも生活保護に関する偏見と無知が解きほぐされていくのでは?と思うのだが……(生活課の上司に田中圭、井浦新、そして同僚に、私も注目している若手演技派女優、元AKBの川栄李奈などを配したキャスティングもなかなかイイ感じ)

短編集『魔法はつづく』(オガツカヅオ)は、読み終わった後、妙にほっこりする何とも不思議なホラー漫画。夢に出てきそうな残虐なシーンもグロテスクな描写もないので、夏の寝苦しい夜などは、特にオススメかも。
(最近読んだものでは、場末スナックのおもてなしギャグ漫画『スナック バス江』も、けっこうシュールで面白かった)

8月10日(金)
広島、長崎、終戦(敗戦)記念日……と続く8月は、どうしても戦争関連の本を読むことや、テレビのドキュメンタリー番組を観たりすることが多くなる。

というわけで、『日本軍兵士 アジア・太平洋戦争の現実』(吉田裕/中央公論社)を読み終え、『餓死(うえじに)した英霊たち』(藤原彰/ちくま学芸文庫)に手をつけたところ。

ドキュメンタリーもNHK「祖父が見た戦場~ルソン島の戦い 20万人の最期~」(11日)から始まり、「“駅の子”の闘い~語り始めた戦争孤児~」(12日)、「船乗りたちの戦争」(13日)、「ノモンハン 責任なき戦い」(15日)、ETV特集「自由はこうして奪われた~治安維持法 10万人の記録~」(18日)と、目白押し。

22日現在、録画も含めてそのすべてを観終えたわけだが……中でも衝撃的だったのは(というか、呆れ果てたのは)「ノモンハン 責任なき戦い」。
当時の参謀本部をはじめ最高幹部は責任を部下に押しつけて自害させ、自らは何ら責任をとらないまま戦後も生き延び、自決させられた事情を問う遺族の手紙に対しても「記憶にない」「知らない」「わからない」と返答、ひたすら無関係を装い続けた。(その卑劣さ、あさましさ、許し難さ)
また、番組の中で元・最高幹部のインタビュー・テープの声が流れるのだが、ノモンハン事件自体がまるで他人事のように語る、その声のあまりの軽さに、「何なの、コイツら!」と思わず怒りの声が洩れてしまった。

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