2018/06/24

20日分のメモ②



68日~10()
途中で頓挫したままだった『ペインレス』(下巻)を、ようやく読了。

上巻を読み終えた時点では「(心が震撼するような)凄い小説かも?!」と期待していたが、あにはからんや震えることもなく“痛み”と性描写の嵐でお腹一杯・アタマ朦朧……「心の痛みのない女と体の痛みを失った男(の愛のドラマ)」という設定の斬新さ・難しさ故か、話があまりに観念的過ぎて“愛のドラマ”は希薄気味(後半は、母娘3代“痛みに纏わる年代記”といった様相を呈し、さらに混沌の坩堝に)。この作品に、4年もの歳月を費やした作家には申し訳ないが、ほとんど感情移入できないまま最後の方は斜め読みで済ませてしまった感じ。
というわけで、テーマを脳科学の分野まで広げて、人間の根源的な問題に迫ろうとした意欲作『ペインレス』だが、個人的には『家族狩り』や『永遠の仔』のように“震える・シビれる”方の「天童荒太」ではなく、疲れる方の「天童荒太」だった。

612日(火)
歴史的な米朝会談が終わり、「まずは平和への一歩」……と、素直に喜んでいたのだが、「内容があいまい」「北朝鮮の思うツボ」など、批判的な論評が多く目に付く。
70年も争っていた国がようやく対話のテーブルについたのだから、「日本もこのプロセスを前向きに進める立場に立とう」というような声が、もっと上がってもいいように思うが。

その日は、こんな提案ツイートもあり、軽く笑わせてもらった。
Jアラートはもう安倍が嘘ついたときに鳴らせばよいのでは」(それに対し「鳴りっぱなしで、うるさくて敵わない」のコメントあり)

夕方(17時半~)、「日本橋ふくしま館」にて、養豚協会のMさん、広告営業のJINさんと「ポスター制作」の打合せ。
デザイン案の説明後、30分ほどの意見交換で制作の方向性が決まり、「撮影等、7月に入ってから進行しましよう」ということで打合せ終了。その後、JINさんと居酒屋を物色しながら神田駅方面へ。店頭の「いわし料理」という“のぼり”が目に留まり「かぶき南口店」に入った。

サッカー・ファンの2人。話題はもちろん間近に迫ったW杯と日本代表。W杯行きを果たしてくれた功労者を非紳士的に扱った日本サッカー協会への不信感、才能ある若手を外したメンバー選考への不満など、拭いきれないモヤモヤ感はあるが日本代表を応援する気持ちは同じ。
いわしの刺身や竜田揚げ、くじらの刺身、岩のり豆腐などを食べながら、W杯の日本の勝敗&優勝国予想をしながら2時間ほどサッカー談義を楽しんだ。
(日本代表の勝敗予想はJINさんと同じく21分け。優勝国予想で推したのはブラジル、フランス、アルゼンチン……そして世界一の司令塔・モドリッチを擁するクロアチア)

丁度その夜は、W杯前の最後の強化試合パラグアイ戦。結果は4:2で勝利。3時間前に別れたばかりのJINさんから「やはり柴崎と乾いいですね。このメンバーに長友入れば良いと思います」とスマホにメールあり。「同意。(コロンビア戦は)香川、柴崎、乾をスタメンで!」と返した。

※まもなく「セネガル戦」のキックオフにつき今日はここまで。相手は強いが、悔いのない90分を!




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