2017/01/25

キューバの珈琲を飲みながら……



午前中、昨年末から2週間近くキューバ~アルゼンチン(ブエノスアイレス)を旅していたデザイナーのUEちゃんの写真を見ていた。


珈琲は、先週土曜“帰国祝いランチ会”の席で彼女から貰った土産。香りはあまり感じないが、
淹れるとまろやかで美味しい好みの味だった。(土産は他に、チェ・ゲバラの顔が印刷された貴重な紙幣やキューバの1ペソコインなど)

写真を見ていると、モノの貧しさと文化の豊かさが醸し出す独特のコントラスト……とでも言おうか、その国だけが持つ色の深さ・豊富さに強く心を奪われる。

で、小一時間、旅をしているような気分で、キューバに思いを馳せた……

「最も成功した社会主義国」と言われているキューバでは、医療費および大学までの教育費が誰でも平等に無料(医療技術・設備は世界トップクラス)。もちろん、社会主義国ならではの貧しさと不自由さはあるが、故フィデル・カストロをはじめ革命指導者たちも清貧に暮らす“平等な国”であり、驚くほどの低価格で購入できる食料配給システムもあって餓死の心配はなく、治安の良さも世界有数とのこと。(米国と半世紀ぶりに国交回復して1年あまり。欧米など海外からの観光客が増えていて、その恩恵を受ける人と取り残される人たちの格差が徐々に広がっているという状況もあるようだが)

つまりキューバは、生きていく上で最も必要な部分での不安が少ない国。その根本の安心感(&ラテン気質)が「明るい国民性」の源となり、カラフルな街並みに人々の笑顔が映える「明るい社会主義国」というイメージを生みだしているのだろう。

Ayumi Uesaka」の写真にも、そんな「明るさ」と「貧しさ」が愛おしく活写されているように思う。

ぜひ、上記アドレスからご覧あれ。

※ブエノスアイレスの写真はコチラから。https://www.flickr.com/gp/auesaka/Zz44Pc

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