2017/01/14

年の始めの10日間②



4日(水)
初映画。恵比寿ガーデンシネマで『スモーク(デジタルリマスター版)』を鑑賞(感想は改めて書くつもりだが、心底「沁みる」大好きな映画)。途中、恵比寿神社に寄り参拝。(御籤の引き直し、めでたく中吉)

6日(金)
朝からクシャミ・鼻水・喉イガイガ……しかし、いきなりバイトを休むわけにもいかず、「龍角散ダイレクト」をポケットに入れ、カイロをシャツに貼り、その上にユニクロの防寒・仕事服を着こんで出かけた。が、やはり風邪のひきはじめに、この冬一番という寒空の下での仕事はさすがに堪えた感じで徐々に悪寒が始まり、14時過ぎ急速に体調悪化。同僚のOさんに断りを入れ10分休憩を20分に伸ばし、何とか16時まで持ちこたえた。
で、帰宅後、熱を測ったら38度あり、即、医者へ。検査の結果、インフルエンザではなくいつもの風邪とのこと。熱のせいか食欲もなく、夜7時頃、薬を飲んで早々と床に就いた。(寝汗びっしょり…翌7日もほぼ終日、床の中)

8日(日)
平熱に戻り、一気に体調回復。2日分の新聞を読む余裕もできた。

7日のトップ記事は《少女像「遺憾」強調》……
ナショナリズムとフェミニズムを刺激する問題であることは避けられないにしても、本来「慰安婦問題」は国家権力と人権の問題のはず。日本国・日本軍が戦時下に「慰安婦」をつくり、女性たちの意思に反し強制的に性的奉仕の生活をさせたという歴史的事実を日本政府が改めて確認し、その責任を認めて、(とりわけ)今も被害状態にある一人一人の名誉を回復し謝罪と補償を行うのは国として当たり前のことだと思うが、正直なところ、韓国の市民団体(?)が、国内外に設置し続けている「少女像(慰安婦像)」に関してはまったく理解できない。
私にはあの少女像が民族主義とフェミニズムの野合の象徴にしか見えないし、「日本に対するただの嫌がらせ」以上の意味があるとも思えない政治的なオブジェを「平和の碑」と呼ぶあざとさも気色が悪い。第一、こういう手段で両国民の感情対立を執拗に煽り続けるという運動の在り方が、被害者の心に沿っているのだろうか甚だ疑問に思う。彼らは何(何処)を目指しているのだろう。

《朝日川柳》は、「オスプレイ」「真珠湾」「トランプ」「准高齢者」を題材にしたものが多かった。
明けまして無かったことにオスプレイ (「今日も飛ぶ飛ぶ」の注釈あり)
寛容と和解 沖縄には向けず     (そもそも「寛容の心」があるの?あの人に)
ふかすとは誇示誇張だと広辞苑    (今年は「アベノミクスをふかす」そうで…)

夜は、NHK『おんな城主直虎』(柴咲コウ、ちょっと中谷美紀に似てきたかも)と、TBSの新春ドラマ『しあわせの記憶』(謙さんも良かったが、麻生祐未もなかなか)を楽しく鑑賞。

9日(土)
昼はバイト。夜はNHK7時半からの『ワンオクロック18祭(ONE OK ROCK 18FES)』を皮切りに、NHKスペシャル『それでも、生きようとした』を経て、日テレ『海老蔵にござりまする』まで、熱くなったり、しびれたり、重くなったり、切なくなったりしながら、びっしり4時間テレビ三昧。
特に心を打たれたのは『ワンオクロック18祭(フェス)』……18歳世代から選ばれた1000人と、その想いを受けて、この企画のために新曲「We are」を作り上げたONE OK ROCKの「1曲・1回限り」の共演。新たなロックの地平を切り開き続ける4人の一途な表現者と1000人の若者のコーラスによって作り上げられるスケール感満点の“ロックの絶景”に魅せられ、圧倒され、知らず知らずのうちに目頭が熱くなっていた。

10日(日)
キネマ旬報賞ベスト10発表、1位は『この世界の片隅に』……う~ん、ナットク。
私たちが生きるこの時代と、主人公・すずさんが生きた“あの時代”を地続きで感じながら、自然に平和への願いが胸に湧き起こる、この「静かな反戦映画」に心から拍手を送りたい。
(昨年末、池袋サンシャインシティ近くの『HUMAXシネマズ』で観たのだが、一つだけ残念だったのは、3席ほど離れた所に座っていた若者が、上映中しきりにスマホをいじっていたこと。その光が度々目に入り大事な所で集中力を削がれてしまった。映画終了後に「キミさあ、映画を観ている時にスマホいじってちゃダメだよ。周りに迷惑でしょ」と注意をし、彼も「すみません」と素直に謝ってくれたけど、貴重な“映画の時間”は戻らない……なので、もう一度、観ようと思う。スマホに邪魔されない映画館で)

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