2014/10/28

イラクは、遠くなりにけり?



昨日は、夕方4時から赤坂見附でラジオCM制作の打合せ。

その前に、東中野に寄り、「ポレポレ座」で、午後1時上映開始のドキュメンタリー映画『イラク チグリスに浮かぶ平和』(撮影・監督:綿井健陽)を鑑賞。(2014年制作・108分)

20033月の米英軍によるバグダッド空爆から始まったイラク戦争……一体何のための、誰のための戦争だったのか? 
何十万ものイラク人の命が奪われ、その犠牲の上で巡ってくるはずだった“イラクの春”も砂塵の彼方に霞み、今では、戦前以上の独裁じゃないか、という不満が、宗派、民族を問わず噴出し、内戦も一向に収まっていない。

(「イスラム国」の残虐さを非難し、その勢力の拡大・拡散を恐れる前に、忘れちゃいけないことがある)

「私はすべての責任は米国にあると思う。アメリカだけじゃなくアメリカを支援・支持したすべての国々にあると思う。自衛隊をイラクに派遣した日本にも」……米国の誤爆によって両脚を失った24歳の女性ザイナブさんの言葉が胸に刺さる。

ポレポレ座を出たのは午後3時過ぎ。大江戸線で一駅の中野坂上で乗換え、見附へ。

代理店での打合せは正味10分程度(訴求点の確認のみ)、あとは「『ごめんね青春!』観てる?」「観てますよ!」「満島ひかり、相変わらず飛ばしてるよね~」「キレッキレですよね~」といった具合の雑談20分。(CMコピー案は、今週中はぼんやりと考えて、来週頭から書き出す予定)

帰りがてら、池袋・西武リブロに寄って『永続敗戦論』(著者・白井聡)を購入。でも“旅の友”としては適さないか?……

というわけで、明日から、23日で京都へ。

京都国立博物館と醍醐寺に行くことと、イノダの珈琲を飲むことだけは決まっている。



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