昨夜の「ポール・マッカートニー」東京ドームLIVE(アウト・ゼアー・ジャパン・ツアー)……
午後7時15分過ぎ、オープニング曲『エイト・デイズ・ア・ウィーク』が会場に流れた瞬間、背筋に震えが走り、「ポール!」と叫んだ声が微かに上ずってしまった。
それから2時間45分。休みもとらず、水も飲まず、歌いっぱなし、弾きっぱなしの大熱演。とても71歳とは思えないパワフルでピュアな声、そして確かなギター・テクニックで5万の観客を魅了し、数十年の時を経ても全く曲の力が衰えないことを証明してみせてくれた「ポール」……只々スゴイ!の一言で、胸が震えるどころか、開演前に呑んだ1合の酒と1杯のワインが、ほろ酔いの前頭葉を席巻し、何倍にも増量して熱い胸に還ってくるような完全ノックアウト状態に陥ってしまった。
あまり「幸せ」という言葉を使いたくはないが、そうとしか言えない夜もある。
「ジョンに拍手を」と歌った『ヒア・トゥデイ』、「ジョージのために」と歌った『サムシング』、「福島の被災者に捧げます」と歌った感涙モノの『イエスタディ』、そして「まだまだロックしたいかい?」と問いかけ「イエー!」の大歓声に応えて演奏した、めちゃめちゃロックな『へルター・スケルター』……
この夜が例え、日本における50年近くに及ぶビートルズ物語の1つのエピローグになろうとも、何を悲しむことがあろうか。今はただビートルズの時代に生きて、この日に出会えたことを歓び、何者かに感謝するのみ。
Thank
You, Paul! 素晴らしい夜を!!
《11月18日(月)東京ドーム公演 セットリスト》
・Eight Days A Week
・Eight Days A Week
・Save us
・All My Loving
・Listen To What The Man Said
・Let Me Roll It/Foxy Lady (instrumental)
・Paperback Writer
・My Valentine
・1985
・The Long And Winding Road
・Maybe I'm Amazed
・I've Just Seen A Face
・We Can Work It Out
・Another Day
・And I Love Her
・Blackbird
・Here Today
・NEW
・Queenie Eye
・Lady Madonna
・All Together Now
・Lovely Rita
・Everybody Out There
・Eleanor Rigby
・Being for the Benefit of Mr. Kite!
・Something
・Ob-La-Di, Ob-La-Da
・Band on the Run
・Back in the U.S.S.R.
・Let It Be
・Live And Let Die
・Hey Jude
アンコール:
・Day Tripper
・Hi, Hi, Hi
・Get back
アンコール2回目:
・Yesterday
・Helter Skelter
・Golden Slumbers / Carry That Weight / The End
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