2012年の幕開け。私は“厄年”ということで、元旦早々近所の神社に初詣がてら“お祓い”に行ったのだが、本殿に向かう途中の廊下で突然の激しい揺れに襲われ、正月気分が一気に冷めてしまった。(復興も儘ならない日本。浮かれず生きよ!という警告か?)
で、行ったついでに引いたおみくじは「末吉」。昨年が「凶」だったので、運気は多少ランクアップ?……と思いきや《費やした労力ほどの成果は得られず》という趣旨の無慈悲な文言が認めてあり、今年も“苦闘”の予感は拭えず仕舞い。小枝に結んだ「末吉」が冷たい風に揺れていた。
さて、年とともに減り続ける年賀状。“便りがないのは元気な証拠”だが、今年は特に少ない気がする(その分、喪中欠礼ハガキは多く頂いた)。まあ、年賀状だけのやり取りで何年も付き合いがなければ、自然に疎遠になっていくのは世の常人の常か……多少淋しく感じるが致し方なし。
そんな中、岩手・大船渡に居る友人から例年どおりに賀状が届き、ホッと一安心。震災後、これが初めての連絡にも関らず、簡単な近況と“オススメ本”が書かれているだけで、被災者としてのコメントはなし。優しい男ならではの気遣いだろうか?……Googleの捜索サイトに伝言を残しつつ彼の無事を祈っていた身としては、肩透かしを喰らった感じで逆に気になるが、とにかく元気で居てくれて良かった。早速、彼の“オススメ”に従い『卵をめぐる祖父の戦争』(ハヤカワ文庫)を購入。私も前から目をつけていた本だが、震災で変わり果てた風景の中、彼はどんな胸中でこの青春冒険小説を読み耽っていたのだろう……と思いつつ、いつかまた会えた時の“ネタ”にするつもりで読み始めている。
今年の初映画は、4日に見た『ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(シリーズ第4作目)……正月は“活劇”と決めているので、ハズレのない王道スパイムービーからスタート。
舞台はロシア、ドバイ、インドとスケールはデカいが、作品自体は以外に“こじんまり”とした印象。でも、けっこうハラハラドキドキしながら(ドバイの超高層ビルのシーンでは、思わず目を覆った)、今年50歳を迎える「トム・クルーズ」&彼の率いるチームのド派手アクションを楽しめたので気分は悪くない。
シリーズ5作目があるとすれば、5年後ぐらいだろうが、その時“トム”は55歳。目を見張るような凄いアクションは期待できなくても、彼らしいエネルギッシュな演技で観客を魅了し続けてほしいし、それを楽しめる元気な自分でありたいもの……と初映画の後に思ってしまうのはコチラの歳のせいかもしれない。
では、今年もボチボチやっていきますので、よろしく。
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