2021/07/18

雑感、色々②


IT’S SHO TIME 大谷翔平」

MLBでの衝撃的な活躍により日米で人気爆発。今や時の人となったエンジェルスの大谷翔平選手。

二刀流を目指した日ハム時代からのファンだった私も、今の大谷翔平の姿には、只々驚くばかり。3年連続の手術を経て復活し、ホームラン王を争うほどの選手になるとは、予想だにしなかった。(以前から、投手として大成するとは思っていたが)

というわけで、多くのファン同様、私も大谷ウオッチャーの一人に……テレビやネットで抜かりなく彼の活躍をチェックする日々…時には「海外の反応アンテナ」を通して、大谷に関するアメリカの人たちの声を拾ったりもしている。

その中で、特に印象に残ったのは、ヤンキースの絶対的エースであるゲリット・コールの「彼は新たなウエーブを創造している」「人々はショウヘイがいかに古い見方を覆して可能にするかを見ている」というコメント&「子供のころに楽しんだ野球を、ショウヘイが取り戻してくれたよ」というオールドファンの声。(50数年前の野球少年だった私も、まったく同じ気持ち)

とにかく投げても、打っても(打たれても、打てなくても)、自然体。一流選手にありがちなストイックさ、というか孤独のオーラも纏わず、いつも楽しそうにプレーしているところが観ていて実に気持ちいい。本当に野球が好きなんだな…と、何だかコチラまで楽しくなってくる。

で、もう一つ、大谷翔平を楽しく気持ちよく観ていられる理由は、どこかの国の“アスリート”やオリンピック委員会のように、「感動を与える」とか「勇気を与える」「夢と希望を与える」といった傲慢で安っぽい発言をしないこと。

私を含め、国を挙げての「感動の押し売り」に辟易している今、多くの日本人が、素直に夢と希望を感じる唯一無二の二刀流スター。それがメジャーリーガー・大谷翔平なのだと思う。

「直木賞決定。大激論?」

14日に直木賞が決まった。受賞作は佐藤究氏の「テスカトリポカ」と澤田瞳子氏の「星落ちて、なお」。

選考委員の林真理子氏によると、佐藤究氏の「テスカトリポカ」を受賞作とするかどうかで3時間にわたる大激論になったそうだ。

理由は「あまりにも暴力シーンが多く、子どもの臓器売買という読む人にとっては嫌悪感をもたらすような内容」であったから、とのこと。

「直木賞という賞を与えて世に送り出してよいものか」その是非について、「こんな描写を文学として許してよいのか」「文学とは人に希望と喜びを与えるものではないのか」、またそれに対して「描かれたことは現実世界のこと。目を背けてよいのか」など様々な意見が飛び交ったという。(大激論の結果、女性委員に支持する声が大きく、受賞決定)

ちなみに直木賞選考委員は

浅田次郎、伊集院静、北方謙三

角田光代、桐野夏生、高村薫、林真理子、三浦しをん、宮部みゆき

もちろん「大激論」及び「受賞決定」は良いとして、長年「文学」に親しんできた身として、甚だ疑問あり。

「文学とは人に希望と喜びを与えるもの」って、いつからそんな前提が?(オリンピック委員会じゃあるまいし)

「感動と喜び? なに言ってんだお前。やめちまえ、そんなつまらんもの!」と、天の上で名だたる文豪たちが嘆いているんじゃないだろうか。(例えば太宰とか三島とか安吾とか…)

※今日(18日)の東京・練馬は34.9度……私はその練馬でポカリスエットを飲み飲み仕事をしていた。

写真機の中は気温以上の暑さ。仕事はいつも通り午前中一杯で終わったが、疲労感はいつもの倍。家に帰って食べたスイカが美味かった。

明日は2回目のワクチン接種。(1週間前に終えた家人は、その日に発熱したが、さて私は?)

皆さま。暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛のほど。

 

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