2021/07/14

雑感、色々①


「はい論破!」

つい最近《大学ゼミの討論で「はい論破!」を繰り返す痛い学生たちが増殖中》という記事を目にした。

このコロナ禍、政府が変だと、巷でも変なものがはやる。別に相手より優位に立ちたいために議論するわけじゃないだろうに……と、言論封殺的な言葉・態度に何故か惹かれる“学生たちの増殖”を、若干、嘆かわしく思ったが、何も今に始まったことではない。70年代の日本にも同じように「ナンセーンス」と、あちこちで叫んでいた学生・若者はたくさんいた。

若気の至りと言ってしまえばそれまでだが、「はい論破!」を繰り返す学生も、“手頃な敵”を断罪し、頭の中のモヤモヤを振り払うように「ナンセーンス」と叫んだあの頃の私(たち)も、似たり寄ったり…のような気がする。多かれ少なかれ、やはり“痛い学生・若者”だったのだ。

「都議選・初めてのこと」

74日、連れ合いと投票に行った際、初めて「出口調査」(NHK)に遭遇。

NHKですが、アンケート調査にご協力いただけますか?」「ん?NHKは嫌いなんだけど、2分程度ならいいよ」という感じで始まり、調査員の持つタブレットに表示された質問項目(支持政党は?誰に投票したか?小池都政のコロナ対策をどう思うか?五輪は?菅内閣を支持するか・しないか、など)に自分でタッチしながら答えるという感じ。

支持政党は「れいわ」、投票は「井手重美津子」、五輪は「中止」、コロナ対策「評価しない」、小池都政「支持しない」、菅内閣「(当然)支持しない」

今回、連れ合い共々、共産党の候補者に投票(生まれて初めてかも?)。「五輪中止」をはっきり訴えていたのが彼女だけだった、ということもあるが、いま一番真っ当な政党に思えるから。(結果は、自民と都民ファーストが当選。立憲と共産が落選)

にしても、投票率42.39%とは……数十年前「都民」と言えば、総じて「進歩的」と形容されるほど、政治に敏感でセンシブルな判断ができる人が多かったように思うんだけど。

「神奈川県民としては、投票所に行けず悔しい思いをしていましたが、こんな大事な時に投票しない半分以上の都民に怒りすら覚えましたね」と、メールをくれた相模原在住の友人O君の言う通り、ここ10年ぐらいの間、メディアの劣化・衰退とともに日本の「民度」が著しく低下しているのかもしれない。

「ホントにやるの?東京五輪」

《「復興五輪」から「コロナに打ち勝った証としての五輪」になり、それがいつの間にか「安全安心の五輪」に変身し、ついに「緊急事態宣言下でも出来る五輪」になった。すごい。「神風五輪」「一億玉砕五輪」まであと一息》という以前の誰かの“つぶやき”が、いよいよ現実になってきた。

「安全・安心」の要だったはずのバブル方式は既に破綻。(頼みの綱のワクチンも、その不足が深刻化し自治体によっては接種予約停止に)

IOCへの不信感を払拭しに来たはずのバッハ会長は「チャイニーズ・ピープル」発言で火に油(北京五輪を控えた中国はIOCの最大のドル箱。つい本音が出ちゃったのかも?)。

で、相変わらずガースーは無内容な答弁・会見を繰り返すだけだし、「愚か者」丸川珠代並びにJOCの二人(山下泰裕・橋本聖子)は、おかしな精神論とマジカルシンキング一辺倒で発信力ゼロ、理解不能……

おまけにボランティアまで「ユニフォーム姿で会場に来るように」と、タダ働きの上に広告塔の役割まで負わされ、「石投げられるかも…」と嘆き節。(今からでも遅くない。辞退しようぜ!)

このまま突き進めば、開催中の感染爆発もありえるし、後々「一億」ではなく、「菅内閣玉砕五輪」と呼ばれるかも。

P.S.

「私達はあきらめない 東京五輪中止を!キャンペーン及び

IOCバッハ会長の広島訪問を中止してください!」キャンペーンに賛同署名。

何が広島だ。バッハも休み休み言え!

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