(今日は彼岸の真ん中。外は雨から雪に変わった)
先週の16日、「決戦は金曜日」という元SEALDs・奥田愛基さんの呼びかけに応え、ツレと共に「官邸前大抗議行動」に参加した。(その前に、TOHOシネマズ新宿でミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』を鑑賞)
赤坂見附駅近くからタクシーに乗り、官邸前に着いたのは18時過ぎ。その頃、抗議行動(19時半~)の舞台となる場所には、安倍政権を擁護する日の丸部隊が陣取っており(圧倒的に若者が多いのかと思いきや、意外にも大半が中高年男女の集団)、抗議デモ規制に駆り出されていた警官隊に向かって「皆さんは日本の誇りです」などと声をあげていた。(彼らが掲げる横断幕には「いろいろあるけど、頑張れ安倍政権」とのスローガンが……いろいろあるけどって、あっちゃダメでしょ?!と、コチラが心配になるくらい“雑な擁護”に思わずクスッ)
18時半、中高年・日の丸集団は国会議事堂前に移動し、官邸前は「反原発集会」に早変わり。大勢の警官による規制が激しくなる中、私たちも細く長く狭い“抗議用のスペース”(元々狭い歩道の半分程度の幅)に押し込められる形で入った。
19時半、反原発集会終了&「文書改ざん」抗議行動スタート(“抗議用スペース”は続々とつめかける人で身動きが取れないほどに)……降りしきる雨の中、音頭をとる若者たちの声にあわせて1時間超、40数年ぶりのシュプレヒコールを繰り返した。
(「佐川じゃなくて、安倍がやめろ!」「佐川じゃなくて、麻生がやめろ!」「デタラメ内閣いますぐやめろ!」等々。時折、ラップ調で)
その後、寒さに震えながらも少しだけ怒りのガス抜きを果たしたロートル二人は、若者たちより一足早く抗議用スペースを出て「国会議事堂前駅」へ。
「寒かったね~」「腹減ったなあ~」と言葉を交わしつつ帰路に就いた。(駅へ向かう途中の横断歩道の前で、抗議演説を終えて議員会館に戻る参議院議員・福島瑞穂さんと遭遇。ガッチリ目が合ったので「がんばってください」と固く握手)
というわけで、超ひさしぶりに反政府デモに参加した1万数千分の1としての感想を……
あれだけ周りを警官に囲まれ、狭い空間にギツギツに詰め込まれては、主催する若者も参加者もコールするのが精一杯(コールが苦手な人は、立っているだけで精一杯)。すべては過剰警備の所為だが、当然、気分がいいはずはないし、演説している人やシュプレヒコールをリードする人の顔も見えず連帯感も湧きにくい。(一人で来たら、孤立感すら抱いてしまうかも)
60年安保の国会前デモから今日まで、官邸前・議事堂前はもちろん、人の集まれる場所をひたすら減らし削って統制管理してきた歴史のある日本で、欧米の広場デモのような、思い思いに集まった人たちの“自由で雑多な集合体”といった感じを出すのは相当難しいことかもしれないが、多くの若者たちの知恵とセンスを結集して、過剰警備をも撥ね退けるような、もっと心地よい広がりのある光景が作れたらいいのになあ……と思った。
P.S.
今日、奥田愛基さんのツイッターを覗いたら、「キャンドルライトを持って集まろう」とのコメントが多数あり。どうやら今週金曜日の官邸前は“違う光景”になりそうだ。(私は“脳内参加”ですが)
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