2015/06/11

バイト余話



駐輪場での仕事が、今月から本格的にスタート。(大分コツはつかめたが、まだ身体が慣れていないせいか、なかなか疲れが取れない)

普段は、自転車がキチンとラックに入っているかどうかをチェックしながら、黙々と現場を歩き回っているのだが、ラックイン及びラックアウト時の利用者サポート(特に高齢者に対して)も業務の範疇。その際、早くも顔見知りになった利用者の方と語らう時も度々……昨日は、御年80歳のおばあちゃん(おばあちゃんと呼ぶのが失礼に思えるほどド派手な服装の元気な高齢女性)と、こんな会話を交わした。

「今日は、朝から〇〇〇ホールでやってるカラオケ教室に行ってきたのよ」「朝からカラオケですか、お元気ですね~」「そうよ、楽しいわよ~。今日なんか、プロの歌手が教えに来てくれたんだから」「へえ~、本格的ですね」「普通は3000円くらい払うんだけど、私は1000円!」「えっ、何故です?」「分かんないわよ!……年だからじゃない?」
「で、今日は何を歌われたんですか」「小金沢昇二の『昭和の花』。大好きなの!思いっきり歌っちゃったわよ……ワタシ、女の歌は歌わないの、男の歌が好きなのよ~。天童よしみとか…」「えっ?!ああ、天童よしみですか?!」(「男の歌」ではなく、「男っぽい歌」が好きらしい)

で、私のことを定年退職後に再就職した元会社員だと思ったらしく「おたくも、いいところに勤めてたんでしょう?」と、何故か声をひそめて聞いてくる。
「イヤイヤ、違いますよ」「まったあ~……こう見えて私も金融系の大手に勤めてたのよ」「あっ、そうなんですか。だから、そんなにしっかりしてらっしゃるんですね」「あら、そうかしら~。まあ、けっこうアタマもつかってたわよ。でも、退職した途端、腰が曲がっちゃってさあ……働き過ぎだったんだよね~。アッタマきちゃう!」

と、元気に声を張り上げ、車高の低い自転車を引きずりながら、笑顔で帰っていった。

という感じで、利用者とのコミュニケーションを図りながら、度々のロック解除トラブルにも卒なく対処し、「これなら長く続けられそうだな」と思い始めた今日この頃。
4日勤務のハードな1週間も日曜(14日)で一段落……来週は、映画を観に行きつつブログにも精を出したいと思うが、如何に。

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