台風到来。朝から激しい雨が降っていた。(一転、昼過ぎには快晴に)
御嶽山捜索も中断されたままなのに、また、あちこちで土砂崩れや冠水被害が起きるのだろうか……年々、地球温暖化の影響が強まり、自然災害が大きなものになっているような気がする。
そういえば、5年前、「2020年までに1990年比で、温室効果ガスの25%削減を目指す」と世界に宣言した国際公約「鳩山イニシアチブ」は、どうなったのだろう?
民主党政権の崩壊を待たずに忘却の彼方へ消え去った感があるが、世界的な経済混迷&先行き不透明感が続く中、次第に環境問題そのものも政治的課題としてクローズアップされなくなってしまった。
要するに、経済的利害が露骨にぶつかり合う問題では新たな国際合意を形成するのが難しく、その結果、世界的な“エコ疲れ”が蔓延し、余計に手が付けられない状況にあるということか。
加えて、終わりなき中東紛争、方々で巻き起こる民族対立・宗教対立……最近、読み始めた本のタイトルではないが、地球も人類も色々な意味でもう、手詰まり(手遅れ?)なのかもしれない。(別に、厭世的になっているわけではないけど)
にしても、『人類が永遠に続くとしたら』(加藤典洋/著)なんて、この時節、妙に頭を刺激するタイトルではないか。(でも、本の内容はかなりヘビーで、弛んだ頭がついていけるかどうか?)
さて本題(と改まるほどの話でもないが)……
「家族狩り」「若者たち2014」に続き、「孤独のグルメ」と「アオイホノオ」も終わり、個人的にテレビドラマ不作の季節に突入。(劇中劇で、つかこうへいの舞台『飛龍伝』の再演もあり、何かと話題になった「若者たち」は、思いのほか残念なエンディング。「家族狩り」もラストは少々拍子抜けだったが、「孤独のグルメ」「アオイホノオ」は楽しく終了)
ニッカウヰスキーの創始者「竹鶴政孝」・「リタ」夫妻をモデルにしたNHKの朝ドラ「マッサン」(テンポが良く、「エリー」の可愛さも◎。でも、中島みゆきの主題歌はイマイチ馴染めず)以外、暫くはドラマと縁がないかも……と思っていたが、先月「錦織圭」観たさに再契約したWOWOWに掘り出し物アリ。
それは、一昨日(4日)、午後5時から10時半まで全5話一挙放送されていた「空飛ぶタイヤ」(制作/2009年)。
原作は「半沢直樹」シリーズでお馴染みの池井戸潤の同名小説。2002年に発生した三菱自動車製大型トラックの脱輪による死傷事故、三菱自動車によるリコール隠しなどが物語の下敷きになっている“ヒューマンサスペンス”だが、地上波のように大手自動車会社などの有力スポンサーの制約を受けない有料放送WOWOWならではの骨太な力作で、とても見応えがあった。(池井戸潤原作のドラマは、ハラハラムカムカしながら最後に溜飲の下がる思いを味わえるのがイイ。10月中旬からは、池井戸潤原作の新ドラマ「株価暴落」、宮沢りえ主演の「グーグーだって猫である」がスタート。今後、週末の夜はWOWOWに決まり)
で、5時間半のドラマを一気に観た後は、ケーブルテレビ(フジテレビNEXT)にチャンネルを切り替え、ブンデスリーガ「ボルシア・ドルトムントVSハンブルガーSV」を生観戦……試合は、「あれあれ、どうしちゃったの?」と言うくらいパスミス&連携の拙さが目立つドルトムントが守備の乱れを突かれ、ホームで0-1の敗戦(故障者続出で、チームの状態は今が底か?)。でも、先発フル出場の香川の調子は上昇モード。孤軍奮闘、スルーパスから何度もチャンスメイクし、抜群の球さばきとキープ力で改めてその実力を示していた。代表戦(10日ジャマイカ戦、14日ブラジル戦)でも期待したい。
セリエAの試合は、「スカパー」に入っていないので、生で観ることはできないが、ネットを通じて見る限り、ミランの本田も好調キープ。キエーヴォ戦では見事なフリーキックでゴールを決め、掌返しの地元メディアから「チェッキーノ(射撃の名手)」という異名が与えられたそうだ。名門ミランの「チェッキーノHONDA」……う~ん、なかなかカッコいい。
そんな本田に関して、監督インザーギのこんなコメント。
「技術的なことももちろん、態度の上でも素晴らしいものを私に見せてくれている。練習には2時間前に来て、終わった2時間後に帰るんだ。本田の意欲は旺盛で、そのことに私はとても満足している。そしてこの素晴らしい資質は、彼が練習合流直後から見せていたものだ。『彼の獲得は失敗だった』などとレッテルも貼られていたが、そういった連中にリベンジを果たしているという意味でも胸が空く思いだ。シーズンはまだまだ長いが、見通しは非常に明るいものになったね」
本田も香川も理解ある指揮官の下で戦うことができて、本当に良かった。
※昨日の楽天ジャパンオープンの錦織圭も素晴らしかった。でも、いつ見てもユニクロのウェア
は残念!の一言(デザインも、ペタペタ貼られたダサいマークも)