先日のイラク戦。終了間際のザキオカ・ゴールで1:0勝利……何とか、W杯アジア最終予選の有終の美を飾った。(遠藤があんなに長い距離を凄まじいスピードで駆け上がるのは初めて見た!)
でも、酷暑の中とはいえ、あれだけイラクに攻め込まれるとは……以前から技術・メンタル両面での“個のレベルアップ”が指摘されているが、イラク相手に一対一のせめぎ合いで負けているようでは、ブラジルやイタリアと対等に渡り合えるわけがない。試合が終わるたびに「やはり、本田がいないと……」では、本当に困ってしまう。
とにかく今の日本代表のキープレイヤーは本田と香川。この二人が揃わないと攻撃力がガタ落ちで、相手に与える脅威も半減するのが現状。特に本田が欠けた時に、マークが集中する香川をフォローし、彼の縦へのスピードと決定力を活かせるように立ち回れる人材が前線にいないことが問題だと思う。(ハーフナーはデカいがボールを収められないし、効果的なパスも出せないので無理。前田はフィジカルが強く技術も高いが、自らゴール前で勝負するFWで周りを活かすというタイプではない)
と言って、攻撃面で本田と香川の代わりが務まるような選手も代表にいないし、新たな選択肢や解決策があるとも思えないので、サブメンバーの中村憲剛や乾はもちろん、長友・清武・岡崎に今以上に頑張ってもらうほかない。W杯を見据えれば、永井(スタンダール・リエージュ)、宮市(アーセナル)、柿谷(セレッソ大阪)あたりのポテンシャル&急成長にも期待したいところだが、間に合うかどうか?……
とまあ、1年後に向けて心配の種は尽きないが、同時に心ワクワク・体ソワソワ……いよいよ明日から6大陸の王者とW杯開催国及び招待国の8ヵ国の代表によって争われる「コンフェデレーションズ杯」が始まる。
日本代表の初戦は「ブラジル」(日本時間、16日の午前4時キックオフ)。幸いなことに、本田と香川も先発出場の予定、結果はどうあれ現時点での代表の力は存分に発揮してくれそうだ。
で、私の一番の注目点は日本が誇る左サイドの攻防……香川・長友・本田と“世界最高の右サイドバック”と言われるダニエウ・アウベス(FCバルセロナ)の戦い。長友も尊敬し目標にしている彼の強固なディフェンスをぶち破り、試合の主導権を握ることができるか?!という所。
今朝、ネットでサッカーニュース(ゲキサカ)を見ていたら、そのダニエウ・アウベスが最も警戒する選手に本田の名を挙げていた(その絶賛コメントに思わずニンマリ)。「僕は本田がすごく好きだ。偉大な選手だ。プレーはもちろん、人格もとても素晴らしい選手だと思っている。大好きなんだよ!」……う~ん、アミーゴ。こんなに誉められちゃ、本田も負けるわけにはいかない。ますます楽しみになってきた。
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