昨日は成人の日。20歳を祝う晴れ着姿の人たちには酷な天気だったが、家でレンタルDVDやテレビを見ている分には悪くない風情。降り積もる雪を視界の端に置きながら、午後はティム・バートン&ジョニー・デップの『ダーク・シャドウ』を観て過ごした。(ダークな画面と白い景色のコントラストは趣的に良かったが、映画はイマイチ……ブラックユーモア&ゴシック・テイストに彩られた名コンビの作品もそろそろ食傷気味かも)
で、夜は『ハンチョウ』→『ビブリア古書堂の事件手帖』と、テレビドラマの梯子。安うまワインの酔いがまわって“ビブリア”の途中で意識が朦朧としてしまったが、日曜スタートの『dinner』も含め、新ドラマはけっこう楽しめそうな気がする。(とりあえず『dinner』は、「サカナクション」の主題歌「ミュージック」がイイ感じ)
さて、「初映画」……
身も心も元気にスタートしたはずの2013年だったが、先週半ばから週末にかけて風邪気味でクシャミ連発、鼻水ダラ~、腹の調子も悪かった。おまけに、おみくじの「大吉」効果も空しく、昨年末に参加したタレントもののポスター・コンペの結果がアウト……あまり気分がすぐれない一週間を過ごしたが、所詮、起用した女性タレントの評価で決まるお役所絡みのギャンブル仕事、制作レベルの問題ではないので、さほど凹むこともなく早々に気持ちをリセット。連休に入り体調も戻ったので、日曜はフランスのアクション映画『96時間リベンジ』(監督オリビエ・メガトン)を観にTジョイ大泉へ。
以前に観た『96時間』(原題『Taken』)の続編だが、作品の舞台は夜中のパリから白昼のイスタンブールへ移行。そのコントラストの妙と前作同様のスリリングな展開&怒涛のアクション連打に目を奪われながら、リーアム・ニーソン演じる元CIA工作員「ブライアン・ミルズ」の“無双オヤジ”ぶりを堪能した1時間半……“96時間リベンジ”というタイトルにも関わらず(原題は『Taken2』)、事が起きたその日の昼間に全てが終わるストーリーだが、そのスピード感が醸し出す迫真のスリルは、さすがリュック・ベッソン(製作&脚本)、抜かりなしといった感じ。前作に比して特別な新味はないが、年の初めにふさわしく一本筋の通った活劇を楽しませてもらった。
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