2022/01/29

最近のあれこれ①


オミクロン株「爆発的感染状況」ですが…

「検査受けるな」「病院で受診するな」「コロナ陽性でも家で寝てろ」「無症状なら仕事行け」…って、一体どんな国なんだろう、日本は? と、政府及び新型コロナウイルス対策分科会(尾見会長)の相変わらずの無能・無策ぶりに呆れ、憤っていた矢先、遂に私の周りでも感染者が出た。

埼玉に住む友人のカミさんだが、16日に東京の介護施設に入居中の父親が嘔吐したという連絡を受け、看病に行った際に感染したらしい。もちろん、コロナを警戒してマスクも手洗いも欠かさなかったに…(以下7行、友人の話)

17日に父親のコロナ陽性が判明。父親の周り(介護施設)で感染があったが、保健所の判定で父親は濃厚接触者に該当しないと言われていた。(中略)わかったのは、オミクロンの感染力の強さ。保健所はデルタの感覚で濃厚接触か否かの判断をしたんだろうけど、感染していた。気をつけてね」

「それにしても、日本の行政は何回同じ間違いをするのかね。保健所はパンク状態で機能していない。(自分も)濃厚接触者に該当するのに、(22日時点で)埼玉・東京どっちからも未だに連絡なし」とのこと。

伝えられるところによると、オミクロン株は従来株のように「ミスト感染(飛沫、接触)」ではなく「空気感染」しやすい変異をしているらしい。となると、日常的に最も有効なのは換気と加湿。分科会・尾身会長は、そのことをいち早く国民に伝え、対策を講じなければならないのだが、元朝日新聞記者でジャーナリストの佐藤章氏によると「分科会の対策は飛沫感染・接触感染を前提していて、空気感染を認めると、これまでのすべての対策が無意味になるという理由で言葉を濁している」そうだ……本当かな?と、俄かに信じがたい話だが、この間の泥縄的対応を見ていると、それも然りと思う。

で、一昨日、友人からメールが届き、自前で抗原検査を行った結果は「陰性」。彼のカミさんも回復に向かっているそうで、まずは一安心。「それは良かった!」と返信しつつ、こんなやり取りをした。

「しかし、濃厚接触者でも自前で検査とは…ついこの前まで「検査と隔離がコロナ対策の原則」だったはずなのに、もうめちゃくちゃだね、この国は。最近は検査せず、症状だけで陽性判定するとか言ってるし」

友人「ホントにメチャクチャ。検査で確定しなければ、基本データである感染者数自体が不正確になるし、濃厚接触者の判定もいいかげんになる。ということは、感染拡大を放置することになる。感染拡大による集団免疫の獲得を目指しているとしか思えない施策。この10日間TVをまったく見ていないので、評論家が何を言っているか知らないけど、そういう指摘はないのかね」

というわけで、今後ますます「受診難民」「検査難民」が増えていくことは確実。オミクロン株は重症化しにくいとは言われているが、「国民皆保険」が蔑ろにされている現状、自分の身は自分で守るほかなし。お互い気を付けないと!

 

NHKの「字幕捏造疑惑」

年末にNHK BSで放映されたドキュメンタリー「河瀬直美が見つめた東京五輪」の字幕捏造疑惑(「五輪反対デモはお金で動員」というデマを流した件)……NHKも東京五輪の公式記録映画製作を任せられた河瀬監督側も、真実を隠すために次から次へ嘘を並べなければならなくなっているようで、何だか森友問題と同じ様相を呈してきた感がある。        (その番組の中で河瀬監督が「オリンピックを招致したのは私たち」 「みんなは喜んだはずだ」 「だからあなたも私も問われる」 「私はそういうふうに描く」と、反対派の声をなきものにして語ったことにも批判殺到……もちろん、私も「怒!」)

で、この問題、突き詰めれば事はデマ・テロップに留まらず、映画自体の取材過程、番組の制作過程、NHKの対応など、疑問が山積しているわけで、本来ならば、公共放送を標榜し受信料を強制的に徴収するNHKの屋台骨を揺るがすほどの大問題になるはず。なのだが、思いのほかテレビ、新聞など大手メディアが騒がない。というか、ほとんど取り上げないのは、一体どうしたことか!?とムカつきながら思っていたら、元朝日新聞記者・ジャーナリスト鮫島浩氏のこんなコメントが…

「大手新聞社の追及が甘いのは、彼らが安倍政権の国策だった東京五輪のスポンサーになったからだ。あれはジャーナリズムの自殺行為だった。五輪スポンサー問題を徹底検証して関係者を断罪しなければ新聞ジャーナリズムの復興はありえない」

今更ながら、あゝ、情けなや。N党の「NHKを、ぶっ壊す」なんて、もう古い。NHKも大手メディアも「ぶっ壊れてる」よね、既に。                    (「メディアと政治の癒着」が常態化している現状…本当に何とかならないものか)

ならば、一市民として、ささやかな抵抗を続けるのみ。その①今後もNHKの受信料の支払いは拒否。②大手新聞社の有料ニュースは買わない・読まない。③カンヌで賞を取ろうが、カンヌの審査員に選ばれようが、五輪映画はもとより、河瀬直美の作品は一切見ない!こと。

(まあ、勝手に言わせてもらえば、彼女の作品は映画というより「映像ポエム」のようなもの。国際的にはその「芸術性」が高く評価されているようだが、その分、大衆性・娯楽性は皆無(と言っていいほど)。私的にも退屈であまり面白くないので、何かと話題になっても観る気が起きない。故に“抵抗”とは言えませんが) 

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