コロナ禍の中、アメリカ国内ではアジア系の住民を標的にしたヘイトクライムが増加しているという。しかも、アジア人をターゲットにしているのは白人だけではなく、黒人やラテン系の人にもいるそうだ。(私自身、NYの地下鉄内でのアジア人男性への暴力、何処かのビルの入り口前でのアジア人女性に対する黒人男性による暴力の動画が頭にこびりついて離れない)
もともと根深くあったアジア人への差別意識が、トランプの「チャイナウイルス」発言によって頭をもたげ、暴力という形で一気に表面化した……という見方が一般的のようだが、自由と平等を掲げる民主主義大国ですらこんなあり様。まったく何という世の中になっちまったんだ…と、日本のみならず至る所で社会が劇的に後退していることを改めて実感させられる。
で、コロナ感染拡大中ながら病床が一向に増えない我が日本(1年以上もの間、一体何をしていたのか!?)……金が無い無いと言いながら、東京五輪の大会費用は何と1兆6440億円!(うち税金は9230億。一体、何にそんなに…?)。いまや「平和の祭典」でも何でもなく「経済と政治の祭典」であり「(日本では)電通だけががっぽり儲ける商業イベント」なのに、それを伝えるメディアは週刊文春のみ。(だから大会組織委員会から睨まれ「発売中止及び回収」の要求を突き付けられたりするわけだが、それを毅然として突っぱねるところが文春砲の文春たる所以)
さらには、大臣や官僚への接待疑惑が続く中、心底怪しい「デジタル庁」の設置等々(2カ月ほど前、ネットで「警察が令状なしで図書館に出向き、利用者の閲覧情報を求める事例が全国で多発」という記事を読んだが、このような思想調査が公然と行われる背景には、安倍から菅へと2012年以降延々と続く「公安出身の杉田和博官房副長官」重用体制があるわけで、「デジタル庁」もその流れと無縁ではないはず)、「ふざけたことばかりしやがって!」と、ムカつくことだらけの菅政権だが、相も変わらず内閣支持率40%超え。もう馬鹿馬鹿しくて、虚しくて……という状況だが、束の間、こんな対談を読んでほっと一息。
「最近の男は間違った思い込みを持ってるから」土井善晴が“前世代的な考え方”を一刀両断する理由(岡村靖幸 幸福への道)
さすが「土井さん」。いいこと言うなあ。(ホント、ためになりますわ)
※家にいる日が多いせいか、愛猫ジャックと戯れる時間も自然に増している(見かけによらず、けっこう甘えん坊で、寝ている時以外はニャーニャーと私を呼んでばかり。ここ2、3日は寝床までやってきて、ゴロンと頭を並べる始末……まあ、罪のないストーカーといった感じ)。
もうすぐ9歳になるが、至って元気で(白血病ウイルスに感染しているが)、体重は5年前から不変の7キロ(かなりデカい!)。今や我が家に欠かせない家族の一人(?)であります。
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