2020/04/02

雑感(「コロナ」にまつわる色々)


 
映画は我慢(我慢して我慢して、やっと解放された時に、アップリンク、武蔵野館、Ks cinema、シネマ・ロサ、ポレポレ東中野などなど、自分の好きな映画館は残っているのだろうか?早く補償を!)。飲み会は中止。友人に誘われて行くはずだった「ラグビートップリーグ」も「ウーマンラッシュアワー村本独演会」も延期。カラオケ・食べ歩き当然ムリ。まして、海の向こうへ旅に出るなど叶わぬ夢のようなもの……
(なぜか急に、30年前に家族で行った「佐渡金山」の蝋人形の声を思い出した。
「酒も飲みてえー、メシも食いてえー、馴染みの女にも会いてえなー」)

「不要不急の外出」を控えて思うのは、「不要不急」のことこそが人生を豊かにしているということ。

さて、「1日に東京で確認された感染者66人の約7割が40代以下だった」とか、今日もテレビは「コロナ」で持ち切り。
(今なお続く混雑した電車での通勤という日本特有の事情がもたらした結果…だとすれば状況はなお深刻)

中でも驚かされたのは(というか呆れたのは)、1000万人以上が住む東京で、受け入れ可能な病床が500床しかなく、それすらもうほとんど残っていないということ(五輪延期が決まった途端に118床だったことが明らかになり、それからやっと500床……これじゃあPCR検査なんてやれっこないわ)。ここ2ヶ月の間、東京都は一体何をしていたのか?「医療崩壊」以前に行政が崩壊しているとしか言いようがない。

一方、政府はと言うと…相変わらずグダグダと「所得補償」なき「自粛要請」を繰り返すのみで、真っ先に発表されたのは「五輪の日取り」と「五輪の予算の確保」、そして「1住所あたり2枚の布マスク配布」。
(マスク2枚???……昨日、それを聞いたとき、あまりのバカさ加減に、怒りを通り越して、笑ってしまった。「エイプリルフールだったか、今日は!」という感じで。もちろん、嘘でも冗談でもなかったけれど)
 
アメリカ:年収800万円以下の大人1人に13万円、子ども1人に6万円を直接給付(しかも家賃支払い・納税猶予)、
イギリス:フリーランスを対象に、月額33万円を上限に所得の8割補償、
ドイツ:フリーランスに対し最大3カ月間・最大9000ユーロ(約108万円)の給与補償(一例として、フリーランスの日本人夫婦に対し日本円で60万円ずつ計120万円振り込まれたとの呟きあり)、
香港:現金14万円支給、韓国:所得下位70%の世帯に最大9万円支給、
イタリア:30万円以上支給、フランス:休業補償(全額)、スペイン:休業補償(全額)等々。

で、我が日本はマスク2枚(&フリーランス1日あたり4100円)って……
さすが「竹槍でB29を撃墜せん」とした国。「まさにワンチームで」とか言いながら、
コロナとの戦いにも「欲しがりません勝つまでは」の精神で臨めというメッセージだろうか。
(要するに政府及び自民党は、当然果たすべき「生活者支援」を“施し”のように思っている証拠。大体、マスク2枚をそれぞれの住まいに届けるのに、どれだけの費用がかかるのか?なぜ、その金と手間を直接的な生活支援である「現金給付」に回せないのか!)

最早(というか以前から)現政権にとって、国民は主権者ではなく、殴ろうが何をしようが逆らわず、わずかな“施し”で黙って働き、従う「奴隷」のようなものなのだろう。

その「奴隷」の側の一人として言わせてもらえば「もう、我慢の限界」……

(既に負けている)コロナとの戦いを契機に、安倍政権との戦いは「やるか、やられるか」の段階に入ったようだ。
(「民主主義の危機」どころか「生存権の危機」。一日も早く政権の座から引きずり降ろさないと、「自己責任」の名のもとに、こっちがくたばってしまいそう)


 

0 件のコメント:

コメントを投稿