3月25日(月)
昼前に家を出て吉祥寺へ。ココマルシアターでドキュメンタリー映画『岡本太郎の沖縄』(監督:葛山喜久/2018年)を鑑賞。
岡本太郎自身が久高島で撮影した司祭主・久高ノロさんの写真をモチーフに“神の島”の神秘と魅力に迫る一作(知らなかった沖縄がここに!)。とりわけ、島の女性たちによって行われていた神事「イザイホー」の映像が圧巻。(久高島は琉球開闢の祖アマキキヨが天から舞い降りてきて、ここから国造りを始めたという琉球の聖地)
映画の後は八王子で飲み会(17時半スタート。面子はY君、O君、私)。駅ビル内の中華料理店「梅蘭」で紹興酒のボトルを2本空けた後、駅前の居酒屋で焼き鳥をつまみながら日本酒を3人で4合ほど飲んで散会。
3月27日(水)
五反田メッセで「Exhibitionism-ザ・ローリング・ストーンズ展」を鑑賞。(13時頃にツレと一緒に家を出て、15時に五反田駅改札でチケットを手配してくれたY君と合流)
展覧会と言うよりは、ローリング・ストーンズの人生とそのロック・スピリットを辿る一大テーマパークという感じ……実に刺激的で楽しく、大満足の1時間半だった。
「ローリング・ストーンズ展」の後は、五反田駅近くの大衆酒場「PING(ピン)」で一杯。“旨い・安い・感じイイ”の三拍子揃った店。お勧め上手の外国人スタッフ(アジア系)に乗せられ、会話も酒もすすんだ。(二軒目は、雰囲気もたいまさこ風の女将が一人で切り盛りしている「若ちゃん」という“おでん”の店。初めて食べた牡蠣のおでんが絶品!酒は菊正のみ)
3月28日(木)
ショーケンが死んだ(26日)。60歳から8年も癌と闘っていたとは……故人の遺志でお別れ会はしないという。最期までショーケンらしさを貫いて逝ったんだなあと思う。合掌。(宮台真司曰く「愛と正義のために法を破る男」は最早、日本にはいない。長く親交があった寂聴さんの哀しみもいかばかりか…)
3月29日(金)
ショーケンが死んだ(26日)。60歳から8年も癌と闘っていたとは……故人の遺志でお別れ会はしないという。最期までショーケンらしさを貫いて逝ったんだなあと思う。合掌。(宮台真司曰く「愛と正義のために法を破る男」は最早、日本にはいない。長く親交があった寂聴さんの哀しみもいかばかりか…)
3月29日(金)
アップリンク吉祥寺で『たちあがる女』(監督:ベネディクト・エルリングソン/製作国:アイスランド・フランス・ウクライナ、2018年)を鑑賞。
原題は「Woman at war」……まさに「戦う女性」の物語(主人公はセミプロ合唱団の講師にして、政府相手に過激な抗議活動を繰り返す謎の環境活動家“山女”)。シュールな映像と決して折れないパンクな魂に心惹かれながらの101分(心湧き立つ、あっと驚く展開も…)。で、最後は地球温暖化・気候変動への強烈なメッセージで締め括られた。(この映画、権力に対する怒りを忘れた日本人へのギフトだったのかも?)
3月30日(土)
韓国の作家ハン・ガンの『すべての、白いものたちの』(河出書房新社/訳・斎藤真理子)読了。
生まれて2時間でこの世を去った姉に捧げる「白いものたち」の物語……研ぎ澄まされた言葉が奏でる静かな音楽のように、「生」と「死」のイメージがひとつひとつの言葉として胸に沁み入ってくるような作品。久しぶりに“至福の時”を過ごさせてもらった。
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