2020/07/10

都知事選・雑感ほか

「たどりついたらいつも雨降り」…

懐かしいモップスの歌じゃないが、ここ数ヶ月(というか何年も前から)日本も世界も、そんなことの繰り返し。


                              (バックで弾いている一徳さん、カッコいいね~)

朝の日課だったニュース(「あさちゃん」「モーニングショー」「サンモニ」など)を観るのもイヤになり、NHKはもとより(「チコちゃんに叱られる」もとっくに飽きたし)、最近は地上波の番組は全くと言っていいほど見なくなった。(その分、BSはよく見ている。BBC、F2、ZDF等のワールドニュース、火野正平の「こころ旅」、グレートトラヴァース、世界街歩き、世界ネコ歩き等々)

そんな状況下、人の神経を逆なでするように定期的に送られてくる郵便物「NHK放送受信料払い込みのお願い」……(JCOMと契約している時は「団体加入」なので否応なく口座から引き落とされていたが、2月にテレビとインターネットを「ソフトバンク光」に切り替えたため、個人宛に口座振替申込ハガキや払込用紙が送られてくるようになった)

第2次安倍内閣発足以来、(どの時間帯でも)NHKのニュースには失望と憤りしか感じたことがなかったので、当然のようにハガキも「払込用紙」も、ガン無視。
ただ、このまま黙って支払を拒否し続けるのもイヤなので、先日「NHKふれあいセンター」に電話して、こう伝えた。
「現在のNHKは公共放送ではなく、政府の広報機関(報道局=広報局)だと思っているので、料金を払う意思はありません。もちろん、市民の代表として権力を監視するという本来の役割に基づき、真っ当なニュース・報道がなされるのであれば、ちゃんと支払います」

すると、何か文句を言われるでも、忠告を受けるでもなく、淡々とした口調で「その旨、上に伝えておきます」の一言(私と同じ理由で「支払いを拒否」する人が多いのだろうか。実に事務的な対応)。BS分だけは支払うつもりでいたが、当分、どちらも払う必要はなさそうだ。

さて、7月5日投開票だった「都知事選」の雑感……

大方の予想通りに「テレビによく出ていて、テレビが応援している(としか思えない)」現職・小池百合子の圧勝。
(私も読んだ30万部のベストセラー『女帝・小池百合子』…とても面白かったが、読み終えた後、心に残るのは「虚しさ」だけ。小さな嘘に大きな嘘を重ねてのし上がる人生に何の歓びがあるのか…♪こ~んな女に誰がした~)。
山本太郎と「れいわ新選組」を応援し続けている身としては「ターミナル駅の熱狂」が茶の間に届かない現実を昨年夏の参院選に続き再び突き付けられた感じ。(「れいわ新選組」もそれを見据えて“ネットから地域社会へ”“駅頭からどぶ板へ”的に戦術を立て直さないといけないのでは?)
また今回改めて思ったのは、「弱者への共感に欠けている」(NHKのアンケート調査)と思われている小池百合子が60%以上の票を獲得し、レイシスト中のレイシスト「桜井誠」が18万票近くもとったように、日本は国全体が差別的・排他的国家になりつつあるのでは?ということ。
そんな“いじめ礼賛国家”(生活保護費削減が当前のように容認される国)に生きる人の多くが為政者に求めるものは「弱者への共感」であるはずもない。(しかも「弱者への共感を求めない」という傾向は弱者の側にいる人たちに多いという謎)
そう捉えれば、「弱者を守る政策」を前面に打ち出した山本太郎(と宇都宮健児)が負けるのは必然。と言えるのかもしれない。

まったく、腹立たしいやら、バカバカしいやらだが、“こちら側”に「弱者」以外にアピールする政策が乏しく思えるのも事実。今後「れいわ新選組」が政権に近づくためには、「弱者を守る政策」プラスアルファ(経済的に余裕のある高齢者や所得中間層にも積極的にアピールできる政策等)が、どうしても求められるのではないだろうか。と思う。(国政マターの「所得税減税」を、都知事選でアピールしたのも逆効果だったかも)

それらをトータルに捉えて、党勢拡大のベースとして勝手にイメージしているのは、「反緊縮統一戦線」みたいなもの……人種差別や排外主義も、結局のところ「緊縮財政」と大きくリンクしているわけだから。
(その意味で、同じ野党とはいえ「緊縮財政」に固執する党とは安易に与しえないだろうし、そういう党に期待しても意味はない。元「立憲パートナーズ」としては残念なことだが)

……で、少し前、ネットで知ったのだが、「れいわ新選組」の公認候補にもなっている「大西つねき」が、自身がアップした動画の中で「命は選別しないと駄目。その選択が政治なんです。高齢の方から逝ってもらうしかない」という、“内なる優生思想”駄々洩れのとんでもない発言をしたようだ。(自ら動画を確認したが、確かにそう言っていた)

それに対して、山本太郎代表が「立党の精神と反するもので看過することはできない」としながら、「大西氏を除名するという判断はこちらにとっても簡単なことではあるが、それでは根本的な解決にはならない。多くの人々の心の中にもあるであろう何かしらかの優生思想的考えに、光が当たったことを今回はチャンスと捉え、アジャストする責任が私たちにはあると考える」と述べつつ「大西氏には、命の選別の問題に生命尊重の立場から、取り組んでいらっしゃる方々にレクチャーを受けて頂き、命について真摯に向き合うチャンスを与えたいと思う」という、有権者に対する明確な謝罪なしに、言い訳っぽいかなり甘めの見解を表明していたが、学校や職場の誰かの発言ならいざ知らず、公党の公認候補者による「命の選別をするのが政治」という発言は、どんなに贔屓目に見ても“教育的指導”ではなく、一発レッドカード、即退場が妥当では?
第一、優生思想を持つ人を、再教育して政治家にする必要などあるはずもないし、そんな政治家を誰が欲するだろう。(当然、私は欲しない)

一難去ってまた一難。インターネットでの公開レクチャー後に党として大西氏の処分を決めるそうだが……「れいわ新選組」の明日はどっちだ!?

P.S.
特に理由もないのに、3カ月近くブログの更新が滞ってしまいました。

まあ、「自粛疲れ」&「Netflix(ネフリ)」に時間を取られすぎた為(韓国ドラマ『愛の不時着』に“どハマり”。長時間テレビの前に釘付けだった所為で、ギックリ腰になりかけたことも…)。と、軽く受け止めていただければ幸いです。

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