2016/11/26

落ち着かない週末(明日から「明石」)




22日早朝の地震&津波警報に続いて、寒波襲来&初雪……


予期せぬ自然災害・異常気象に心ザワつかされたせいだろうか、妙に落ち着かない週末だが、友人から依頼された年賀状制作を済ませ(ついでにコトノハ舎分も完了)、週明けの仕事(出張)の準備も整え、とりあえずやるべきことはやり終えた。

というわけで今日は、サラッと目を通しただけだった、ここ何日かの新聞をまとめ読み。


印象に残ったのは、「トランプ現象 合意より分断 悪循環生む」と題された24日の「論壇時評」(歴史社会学者 小熊英二)。 「トランプ勝利の最大の背景は(現状に無策な)政治への不信」と分析しつつ、SNSを活用して対立を煽り続けたトランプの手法と暴言を連発する彼を映して視聴率を伸ばした米国のテレビを「社会に格差や分断があるとき、それへの不満が表れる。そのこと自体は否定すべきではない。だがそうした不満や不信が、分断を煽る形で表現されるのは問題だ。なぜなら選挙は社会に合意を創る手段であって、分断を助長して選挙に勝つのは本末転倒であるからだ。」と批判的見解を述べた後、「20世紀に始まった普通選挙と政党政治の時代は、曲がり角を迎えている。その一方で社会の合意を創る必要は、かつてないほど高まっている。分断を煽る選挙戦術は、未来を拓く道ではない」と結んでいた。
(トランプ関連では、17日朝刊「行きづまるグローバル化」と題されたフランスの歴史人口学者・家族人類学者のエマニュエル・トッド氏の話も興味深かった)


23日の「朝日川柳」もなかなか面白かった。(といって、まったく笑えない話だが)


最も鋭く胸に迫った一句は    津波です逃げてください原発も
そして沖縄の怒りを思う一句   政府挙げ「土人」呼ばわり正当化


鶴保、羽生田……驕り高ぶり、“トンデモ発言”連発の安倍自民党。昨今、沖縄では独立論も先鋭化しているようだし、沖縄の人たちが、こんな日本政府および「日本人」に愛想をつかし、中国の支援を受けて「沖縄独立革命」を起こすという、日本にとって最悪のシナリオが現実化する日も、そう遠くないのかもしれない。(そうならないためにも、沖縄の人々を大事にしないと)

さて、明日からは23日の取材&撮影の旅。撮影カット数は30点前後、合間のインタビュー取材2、3時間……かなりハードな仕事になりそうだ。(でも、明石の町で呑む楽しみも…)

2016/11/15

“声枯れ”プレゼンテーション


丁度、トランプが大統領選に勝利した日から、喉の調子がおかしくなり、かすれ声のまま一週間が過ぎてしまった。
(声枯れの原因は、風邪の影響による声帯の炎症。トランプショックとは全く関係なし)


で、昨日は朝9時から、兵庫・明石に本社のある某企業でのプレゼン……

せっかく良い企画書とコピー&デザインができたというのに、「この声のままで仕事になるだろうか?」と危惧したが、前夜、美味しいワインの誘惑にも負けず(でも、付き合いで白ワインを一口…)、行き付けの医者が処方してくれた薬を飲み、家から持参したハチミツを舐め、ひたすら節制に努めた結果、朝になって症状は格段に回復。かすれ声ながらも、精一杯喉を開いて言うべき言葉を絞り出すことができ、好評のうちに無事プレゼンを終えることができた。


プレゼンの後は、2週間後の撮影・インタビュー取材の下見を兼ねて工場見学(本社から工場までは車で約1時間)。見学を終えた後は、再び明石に戻り、イメージカットの撮影ロケハンのため担当のKさんの案内で、明石海峡大橋、淡路島を一望できる絶好のスポット「大蔵海岸」を20分ほど散策。

「ここなら、いい写真が撮れそう…」と、安堵した所で海岸を後にし、再びKさんの車で明石駅へ。そのまま新快速で新大阪に向かい1450分発の「のぞみ」で帰路に就いた。(その間、明石駅駅ナカのトイレの棚に手提げバッグを置き忘れたまま、改札をくぐり、気づいて大慌てで駆け戻る……という騒動があったが、トイレ掃除の方のお陰で無事落着)


というわけで、まだ仕事的には6合目にさしかかったあたりだが、一番の難所を踏破し、気分的には一山越えた感じ。


今夜は美味い酒を少しだけ呑み、心置きなく代表戦(日本VSサウジアラビア)に集中したい。
頼むぜ、ハリル・ジャパン!